はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

OST実践ガイドを読んだ。リーダーシップが発揮される場づくりに活用できそう

はじめに

先日のスクラムナイトで紹介してもらったOSTの本を読みました。

会社でアイデアソンや相談会などを開催し始めた今の僕にぴったりな本でした。
具体例があり、実行しやすそうです。早速、取り入れていきます。

内容

OSTとは

Open Space Technology の頭文字をとった言葉で参加者のリーダーシップを最大限に引き出すワークショップ手法でした。

特に参考になった部分

実践向け

理論的なことだけでなく具体的にどうやって進めるのかも書かれていて、実践に投入しやすい本だと感じました。(台本まで書かれてました)
また、基本的な進め方以外に色々な導入事例があり、自分の場合はどうアレンジしようかと考えさせられました。

参加者のリーダーシップを引き出し、信頼する

OSTは以下の流れで進みます。

  1. オープニング
  2. テーマ出し
  3. マーケットプレイス
  4. 分科会
  5. クロージング

ファシリテーターは事前準備とオープニングまでにリーダーシップを発揮しやすい場を作る事がとても大切になると感じました。
それ以降は参加者がリーダーシップを発揮してくれる事を信じて見守ることになります。そのため、やらされ感がある場になると、リーダーシップは発揮されないので残念な場になると思います。

スクラムで目指す自己組織化に近いですね。誰かからの指示待ちでなく、参加者全員で作るワークショップになります。

カスタマイズが難しそう

色々な事例が乗っていましたが、OSTの標準のまま実施されてるケースはなかったと思います。ワークショップのテーマや参加者によって内容をカスタマイズした方が効果は出ると思いますが、では、どうしたら?となりました。
自分で考えるべき事ですが、デザインパターンみたいに、OSTパターンがあったら嬉しいと思いました。

さいごに

場づくりの参考になる本と言うことで紹介して頂いて読みましたが、今の自分にぴったりな本でした。
ワールドカフェやアンカンファレンス、リーンコーヒー、過去に参加者として経験した手法も色々の登場し、開催者は様々なことを考えてファシリテートしてたんだなと感じました。
僕も一つの方法に捕らわれず、場面場面で最適な場を作れるようになりたいです。