はじめに
片付けの時間になっても子どもがなかなか片付けをしてくれなくてオイオイと思うことありませんか。
片付けが始まっても途中で遊び始める子どもを見てモヤモヤすることはありませんか。
そんな自分のココロの狭さにウジウジすることはありませんか。
我が家も一日の終わりになるとありとあらゆるオモチャが散乱していて、お片付けの時間になっても、片付けが始まらないし、始まったとしてもダラダラしているし、挙句に兄弟喧嘩が始まってしまいます。
そこで、これを解決する方法として使ったのが「ゲーミフィケーション」です。
ゲーミフィケーションとはゲームが持つ「人を熱中させる要素」をゲーム以外に応用することです。今回はお片付けに応用しようと考えました。そこで、ゲーミフィケーションを考慮したお片付けのルールを考えました。
ルールと工夫
ゲーミフィケーションの要素は「課題」「報酬」「交流」です。それぞれを意識してルールを考えてみました。
課題
- 「お片付けする」と言う大きな課題一つではなく、「プラレールを片付ける」「ロボットを片付ける」など、課題を分割し一つ一つの難度を低くしました
報酬
- 小さなお片付けを達成する毎に紙に丸を書いて頑張りを見える化しました
- 小さなお片付けを達成する毎に丸の数だけハイタッチしました(十回目なら十回ハイタッチ)
交流
- 協力しないと片付け出来ないルールを作成しました。
一つのおもちゃに対して1人1回以上は触る(競争にすると喧嘩になる)
思った以上の効果
思った以上に効果が出ました。一度も喧嘩することなく片付けが終わり、途中で遊んだり、飽きたりせず、最後まで片付けに集中してくれました。何より楽しんで片付けをしていて、紙に丸が付くたびに大喜びです。
はじめはチュートリアルから
ルールを説明するためのチュートリアルとして「おもちゃを一つ箱に入れる」からスタートしました。難易度を徐々に上げていくこともゲーミフィケーションの大事な点です。
さいごに
お片付けという大きな課題を分割したことは色々な効果が出たと感じました。
お片付けにリズムが出る
お片付けはやりたい事でもないので、集中力を持続することが難しいんだと思います。
一つ一つのお片付けを小さくすることで、リズムが生まれ、飽きる前に完了し丸をもらえるので最後まで続けられたのだと思います。
親も褒めやすい
「お片付け」という大きな課題では褒めるタイミングはすべてが終わったタイミングです。しかし、終わる前に子どもは飽きてしまいお片付けを止めてしまうので褒める前に叱ることになってしまいます。
一つ一つのお片付けが小さいとお片付け中に何度も褒めるポイントが生まれ、子どももモチベーションが保てるのだと思います。
ゲーミフィケーションは子育てで困る色々な事に対して効果があると感じました。
なんか困ったなーと思った際にはゲーミフィケーションを思い出すと良いかもしれません。
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