UXでよく登場するペルソナ。
ペルソナとは作っている製品を一番使ってほしい人物像のことで30代男性のような幅広いターゲットではなく、電機会社で営業している日本太郎さんは映画が大好きで。。。のように具体的な一人を設定します。
このペルソナを作ることでどんなメリットがあるのか、調べ、考えてみました。
企画者、開発者が同じ方向を向ける
新しい機能を作るとき企画者の想いを開発者にコピーすることは出来ないので、認識のズレが発生します。
ペルソナがあると、なぜこの機能が必要なのかについてペルソナを軸に会話できるため、ズレが減り同じ方向に向きやすいと思います。また、開発者も作りこむ段階でペルソナを基準に様々な考慮ができ、思いやりのある製品ができると思います。
客観的に製品を見れる
いつも使ってくれる人の事を考えながら開発をしているつもりでも、いつの間にか作り手の目線で開発をしてしまうこともあります。「この機能は使いにくいと思うから・・・」と考えるときも、「私が使いにくいと思う」にならず、「日本太郎さんが使いにくい」と話せるようになり、客観的な視点を保って開発ができるようになると思います。
開発工数が削減できる
ペルソナを企画者、開発者で共有できている場合、認識のズレによるミスが減ります。そのため、手戻りが減り工数が削減できると思います。また、開発者が仕様を具体化していく際も誰に向けて作っているのか迷いがなくなり、スムーズな開発が期待できます。
さいごに
ペルソナは商品開発の中心に置くことで効果がでる手法だと思いました。また、企画者、開発者がペルソナについて同じ認識を持っていないと結局ブレにも繋がると思いますので、誰か一人が作って共有するのではなく、複数人でコミュニケーションを取りながら作り上げることも必要なのではと思いました。