はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

「正しいものを正しくつくる」を読んだ

気になっていた「正しいものを正しくつくる」を読みました。
「なぜアジャイル開発で作るのか」「作るものの探し方、決め方」「どうやって作るのか」について書かれた書籍でした。誰も知らない「正しいもの」。それを少しずつ分かるようにしていくための仮設検証、そして分かるを増やすために少しずつ繰り返し作るアジャイル開発、それらが一冊にまとめられていました。UXやアジャイル、リーンなど開発で使われる様々な要素が集まった一冊です。

つくり方

アジャイル開発について丁寧に解説がされていました。アジャイルが求められる背景、アジャイルが失敗する理由、アジャイルの導入パターン、アジャイル開発の一つであるスクラムについて、などなど。スクラムについてはスクラムガイドをベースに著者の解説が書かれているのでスクラムガイドを読んで「???」っとなった方は本書を読むことで理解が一つ進むのではないかと思います。
また、「2-6 自分たちのアジャイル開発とどう向き合うべきか」の中の「9つの意義」の項目でアジャイル開発のメリットが書かれていました。アジャイル採用を考えている方は今抱えている課題がアジャイルで解決できるのかどうかについて考える材料になると思います。

探し方、決め方

仮説キャンバスを中心に分からないものを減らし、分かることをどう増やしていくのかについて解説されていました。ユーザーインタビュー、MVP、カスタマージャーニーマップ、プロトタイプ、などなど。場面場面で適切な方法を選んで、無駄なく早く検証し、正しくないものを除外し、正しいを見つけていく方法についてまとめられていました。

まとめ

正しいものを作るための方法について幅広くまとめられた本でした。全体を通して個人的に感じた点は目的(Why)から考えるということです。仮説検証するにしても、今回の検証で何を把握したいのか、何を学びたいのかをはっきりさせないと無駄に作りすぎる可能性があります。スクラムを導入するにしても現状の開発の何を解決したいかをはっきりさせないとスクラム導入が正しいかどうかも分かりません。目的(Why)がチームで共通認識できていれば、正しいに近づけるのではないかと思いました。そして、その目的を達成するために本書で紹介されている方法が役に立つと感じました。

また、巻末の参考文献が分かりやすくまとめられていたので、今後、読む本を決めるときの参考にしたいと思います。

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