「Mix Leap Study #49 - ヤフーにおけるものづくり ~ユーザーファーストの極意~」に参加してきました。
https://yahoo-osaka.connpass.com/event/141439/
電車遅延でお一人目の発表の後半からの参加になってしまいましたが、聞けたところからまとめていきます。*1
コンセプト検証のススメ
- コンセプト検証をせずに作ると「コレじゃない」感の製品になる
- コンセプト検証でわかること
- いつやってもOK(要件定義、とか開発とか)
- コンセプト検証の手法の一つプロトタイピングテスト
- プロトタイピングテストするときは
- プロトタイプテストをする目的を整理
- テスト前にも目的を整理
- テスト後はフィードバックマップを作って整理
プロトタイピングテストの実施目的を整理する重要性がわかりました。「とりあえずユーザーに見てもらう」とか「いつもやってるから同じ感じで」っと曖昧に始めると曖昧なテストになります。ゴールデンサークルでもいわれているwhyから始めることが大切ですね。
懇親会で「アイデア段階のものをコンセプト検証する際、ペーパープロトタイピングテストでは難しそうですがどうしているんですか?」と質問させて頂きました。「そのアイデアが形になってユーザーが体験している状況を絵にしてステークホルダーなどに見てもらっている」と回答があり考えの幅が広がりました。UXに関するテストはユーザーにタスクを実行してもらって観察するものだって意識がありましたが、こんな風になったらどう思うかを確認する方法もあるんですね。
また、アクティングアウトという手法も紹介してもらいました。
アクティングアウトとは、開発する製品やサービスを使用するシーンを寸劇的に演じる事で、製品利用の流れを確認したり、気付きを得たり、振り返りに生かすための手法です。
色々知らないことが多い。話を聞けて良かったです。
ユーザーの興味や体験を数字で測る
- 定性は主観、定量は事実
- 定量は比較できたり、予測できたりする
- サンプルの数も大事だが適切に抽出されたかも大事
- 世界の何割がお箸を使っているか調べるのに日本人だけのサンプルをたくさん集めても正しい答えが出ない
- 定量を使った分析方法もたくさんある
- KPI分析、ファネル分析、A/Bテスト
- ファネル分析はタスクのゴールに近づくにつれ絞られていく様子を分析する
- ECサイトで検索してから購入までの離脱数を見て問題点をみつけたり
数字を使ったリサーチやテストをする場合も目的を明確にすることが大切だと思いました。
懇親会で伺ったのですが、アンケート(定量調査)を作る前にインタビュー(定性調査)を実施してアンケート項目を検討することもあるそうです*2。定量だけ定性だけのデータを使うのではなく目的や状況に応じて使い分けられるだけの知識が必要ですね。アンケート項目を作るためにインタビューするなんって考えたこともなかったです。
まとめ
僕自身はソフトエンジニアなので直接インタビューしたりアンケートをとったりすることはほぼ無いのですが、ユーザーのことを知ることは開発する上で大切なことだと思ってます。
心から喜んでもらえる製品を届けたいなーっと思うので、色々学べた今回の勉強会に参加できて良かったです。
運営のみなさん、スピーカーのみなさん、ありがとうございました。