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文章力をあげるため 理科系の作文技術 を読んだ

わかりやすい文章を書きたい。伝わる文章を書きたい。誤解を与えない文章を書きたい。ブログだったり、仕事だったり、文章を書いていると願うことです。そんな期待に応える本が「理科系の作文技術」です。

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

1981年に発売された本が今も名著として読まれています。古さを感じる部分もありますが、それはほんの一部で今も普遍的に使える内容ばかりです。明快・簡潔な文章を書く技術を学びたい方にお勧めできる一冊です。

読み終えたあとの大量のメモの中から、
 ①大切にしたいと思ったこと
 ②すぐに使い始めたテクニック
をピックアップしてまとめていきます。気になったらぜひ本書を手にとって見てください。

心構えと技術が学べる

文章の目的と対象読者は明確になっていますか?〈目的〉は書くテーマが決まっているだけでなく、そのテーマについて伝えたいメッセージを決めることが大切だと書かれています。また、(i)対象読者は何を知りたいと思っているのか、(ii)本文を理解する前提知識はあるのか、によって書く内容が変わると書かれています。

「目的と読者を意識しましょう」は同意できますが、実践が難しいですよね。本書はその実践〈〉教えてくれる一冊です。たとえば、読者のために書くとは、序文で(i)本論に必要な予備知識、(ii)本論を読むべきかどうか判断する情報、を与えることを勧めています。本論では(i)概要から詳細の順序で書くこと(ii)読者が知りたい情報から書きはじめること、を勧めています。他にも多数の技術が書かれています。

このように、心構えとそれを実現する技術について書かれているので、技術を学ぶモチベーションが上がります。手段と目的はセットで説明することが大切だと改めて思いました。

事実と意見

事実と意見が混ざると不当な結論が導き出されることがあるため、仕事の文章では事実と意見を区別することが大切だと書かれています。事実は誰もが同じ結論になるもの、意見は人によって結論がかわるものです。たとえば、「汚い部屋」は事実のように思えますが意見です。同じ部屋を見て、汚いと思う人もいれば普通と思う人がいます。「おもちゃが50個以上落ちている」が事実です。事実と意見をわけることについては NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)でも登場していました。言葉でも文章でも人に伝えるときは事実と意見を分けることが大切ですね。
iucstscui.hatenablog.com

すぐにマネできる技術が多数

この本で学んだことはさっそく仕事の文章に活用しています。すぐに活用をはじめた技術を少し紹介します。

並記の方法

本ブログの前半でも書いた

読み終えたあとの大量のメモの中から、
 ①大切にしたいと思ったこと
 ②すぐに使い始めたテクニック
をピックアップしてまとめていきます。

という書き方です。一つの文で AとB のように複数の事柄を並べて書くときは番号を打つという技術です。AとB それぞれが長くなる場合、読みにくい文になって困っていたのですが、この方法を知ってからは多用しています。
以下のように改行しなくても読みやすいです。

読み終えたあとの大量のメモの中から、①大切にしたいと思ったことと、②すぐに使い始めたテクニックをピックアップしてまとめていきます。

トピック・センテンス

パラグラフ(ある一つのトピックについて述べた文の集まり) にはパラグラフを要約した一文を先頭に書きましょう。これが、トピック・センテンス です。文章の構成として概要から詳細の順序で書いたほうが良いと紹介しました。それはパラグラフにも当てはまるということです。一行目でパラグラフの主張を頭にいれてから詳細を読むことで理解しやすくなるのです。また、「読者が知りたい情報から書きはじめる」という心構えとも関連します。

他にも多数の技術が紹介されています

私がメモした内容を抜粋すると下記です。
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思いつくままメモ

「2.5 材料あつめ」の章で、主題を頭のどこかに置いておき、何かをきっかけに浮かんできたアイデアやキーワードをとにかくメモすることをお勧めしています。あとから読み返して使えなくてもいいから、とにかくメモせよと。あのとき思いついたアイデアなんだっけ?ということありますよね。「この問題とあの問題は似ているな」「この技術を応用すれば解決できるかも」「もしかしたら、関連がありそうだ」とか。とにかくメモしましょう。ブログのネタ出しにも使える方法ですね。

まとめ

  • 理科系の作文技術は今読んでも学びの多い書籍
  • 読む人を意識して書く
  • 意識だけでなく技術も多数書かれている。

伝わりやすい文章を学べました。日々の開発で文章を書くことが多いですし、ブログでも毎週書いています。少しでも読みやすく書けるように本書を参考にしたいと思います。