はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

プラクティスやフレームワークをふりかえる

日々、書籍や勉強会などで新しい情報を得てブログに書いてはいますが、数か月、数年たつと忘れてしまっていることがあります。また、学んだ時はピン!とこなかったことも、今の自分ならピン!とくることもあると思いました。
ということで今回は開発で使えるプラクティスやフレームワークをふりかえってみました。

むきなおり

カイゼン・ジャーニーやチーム・ジャーニーの書籍で登場したプラクティスです。過去から今を変える「ふりかえり」と違い、未来から今を変える方法です。前回読んだU理論の考えとも似ていると感じました。ありたい姿を思い描いて、現状とのギャップを出す。ギャップを課題に分割して計画だてて進める方法です。

「ふりかえり」と「むきなおり」、どちらかが良いというわけではないです。どちらも実行するのが良いと思っています。頻度は「ふりかえり」週1か2回、「むきなおり」4半期に1回ぐらいが良いかなと思ってます。

ファイブフィンガーによる合意形成

決めることに対する合意度合いを測るプラクティスです。決めたいことに対して全員で同時に指を出して意思を表明します。指の本数と意味合いは以下のとおりです。
1本:反対
2本:どちらかと言えば反対
3本:反対でも賛成でもない
4本:条件付きで賛成
5本:全面的に賛成
(0本を使う説明も聞いたことがあります)

全員5本を目指すことが目的ではなく、違いを見つけて対話し全員が納得して進めるのがコツです。

指の本数の意味を変えればふりかえりにも使えます。例えば、1週間をふりかえってどうだった?と言う質問に対して以下を用意すれば良いです。
1本:失敗だった
2本:乗り切れたけど、満足できていない
3本:可もなく不可もなく
4本:気になるところはあるが、良い感じ
5本:完璧

こちらも同じで、5が多いから良い、少ないから悪いではなく、そこから深堀するのが大切です。応用がきくプラクティスですね。

OODA

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PDCAと比較されがちなフレームワークです。以下の頭文字をとってOODA(ウーダ)と呼びます。
Observe(観察)
Orient(状況判断、方向づけ)
Decide(意思決定)
Act(行動)

数年前、アジャイルPDCAを早く回すんだ!って考えていたとき、とある勉強会でアジャイルPDCAじゃなくOODAだよ。と教えてもらいました。また、More Effective Agile では速さを生み出すため、ループ以外のショートカットする考えもあることを知りました。

不確実性が高いプロダクト開発は「計画通り」よりも「価値が届けられる」が重視されるため、OODAで観察して作って観察を繰り返すんですね。

INVEST

ちょうどいいユーザーストーリーを表す指針のようなものです。
Independent:独立している
Negotiable:交渉可能である
Valuable:価値がある
Estimable:見積もり可能である
Sized Right(Small):適切な大きさである
Testable:テスト可能である

MVP(Minumum Valuable Product)を考えるときのヒントにもなりますね。

成功循環モデル

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成功循環モデルは「①関係の質」→「②思考の質」→「③行動の質」→「④結果の質」→「①関係の質」というサイクルがあり、はじめに「①関係の質」を良くすれば好循環なサイクルを生まれるといった考え方です。「④結果の質」から良くしようとすると、競争が激しくなったりして「①関係の質」が悪くなり、悪循環なサイクルを生まれるというものです。

ただ「①関係の質」だけを良くすればいいわけでもなく、最終の「④結果の質」が良くなるように「②思考の質」を良くするために目的を明確にしたり、「③行動の質」を良くするためにプロセスを整えたりすることも必要です。

さいごに

ふりかえることで、むきなおりとU理論が関連づいたり、OODAの考えがバージョンアップしていたり、新たな発見がありました。今後も定期的に学んだことを見返したいと思います。