はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

アジャイル開発における、さまざまな立場でのリーダーシップに参加した

都合が合わなくて参加出来なった「アジャイル開発における、さまざまな立場でのリーダーシップ」というイベントが期間限定で公開されましたので視聴しました。ありがたい。

こちらのconnpassから参加できます。
sansan.connpass.com

登壇の皆さまのスライドがすべて公開されていました。

「1on1から始める組織作り」株式会社ヌーラボ / 中道 一志さん

「越境による、価値を届ける自律的なチームづくり」株式会社マネーフォワード / 坂口 拓嗣さん

「必要なのはリードであってリーダーではない」Sansan株式会社 / 大道 龍平さん

スライドがあるので、発表内容はスライドを見ていただくとして、各発表を拝聴して考えたことをまとめていきます。

必要な役割を作って立候補制

坂口さん、大道さんの発表の中で役割に対する立候補制をとっておられました。スライドに登場しますがepic大臣や各リードに対する立候補制です。立候補制の良いところはモチベーションが高い状態で役割に付けることだと思います。気になる点は立候補者のスキルと役割がマッチしているかどうかですが、大道さんの発表であったようにフォロー体制が整っていれば問題はなさそうです。もう一つ気になる部分は立候補者がいない場合です。発表の皆さまは立候補者が複数いて選ぶ悩みを持っておられましたが、逆のパターンも発生しそうです。その場合は役割の魅力や必要性が伝わる説明が必要なんだろうと思います。目指すべき組織のあり方、その組織に必要な役割であることを伝え続けることが必要になるんだろうと思いました。

纏持ち

上記の「目指すべき組織のあり方、その組織に必要な役割であることを伝え続けること」に関連するのですが、リーダーやマネージャーの役割の中で重要かつ難しいことの一つは進むべき未来を決めることだと思います。少し話は飛びますがスクラムは経験主義です。予想できない未来を決めることに時間を使い過ぎず学びながら進みましょうということです。
未来を予想することは難しいのです。しかし、リーダーやマネージャーはその難しい未来を一旦決めることが求められる。と思います。(未来を予想した後、学びながら進めて未来を更新することも必要だとも思います。でも、一度決めなきゃいけないのです。)
纏持ちの話にですが、纏は組織の未来を表し、纏持ちはそれを掲げることです。リスクを取ってこっちだよーと纏を持つことがリーダだと例えることは納得感がありました。

スターフィッシュというふりかえりフレームワーク

名前だけ知っていましたが使ったことはないのですが、良さそうだと感じたので実践してみたいと思いました。KPTを少しふくらました感じのフレームワークだと感じました。

まとめ

纏持ちや立候補制など新しい気づきがあるイベントでした。登壇のみなさん、運営のみなさん、ありがとうございました。

「学習」について考えた / プロダクトマネジメント思考を醸成する土壌を耕す(#pmconf2022)

今年も2022.11.02に開催されましたプロダクトマネージャーカンファレンス 2022。楽しみなイベントです。複数回に分けて内容をまとめていきたいと思います。

2022.pmconf.jp

本ブログで紹介するセッションはプロダクトマネジメント思考を醸成する土壌を耕すです。越境学習について知れるセッションでした。ここ最近気になっていた複数のことが一つになったセッションでした。

概要

  • 学習とは学びにより行動が変化すること。
  • 個人的な学びだけでは効果的に学べない。他者との対話が重要。
  • 越境学習入門
  • 越境とはホームとアウェイを行き来すること(アウェイ=コンフォートゾーンを超える)
  • 越境したメンバーが新しいきっかけを組織に与える
  • 各自が越境しつつ、シェアードリーダーシップがあると、心理的安全性が醸成される

学びは組織的に行う

最近気になっていたキーワードの一つが学び続ける組織を作るために、何よりも最初にすべきこと|CULTIBASE Radio|Management #114 | CULTIBASEpodcastで話されていたことです。このpodcastの概要をまとめると以下です。

  • 学習組織を目指すとき学習観をそろえることが大切
  • 学習の本質は経験のサイクルから生まれること
  • コミュニティーに参加し、徐々に役割を持ち、アイデンティティが変容していく過程そのものが学習
  • 自分の枠を超えた問題にチャレンジし、対話を通じて乗り越えることで枠が広がる
  • 自分の前提と相手の前提に向き合いながら、アンラーンをすることが学習
  • 新しい機会があっても、その機会から学ぶことの意味付けがズレているとくすぶる
  • このズレを調整するために対話が重要

このpodcastと本セッションのつながりを感じた部分は「学習は経験から生じる」「自分一人では学びが起きにくい」という点です。前提や価値観の違う他者との関りが大切だというお話から、コミュニティーは大事だと改めて感じました。一人で学習しているとバイアスがかかって自分が良いと思っていることしかインプットできなくなったりします。しかし、こういったイベントに参加したり、コミュニティーで対話することでそのバイアスが外れて新しい気づきがあったりするんですよね。

新しい分野に観光する

もう一つ気になっていたことは領空侵犯のススメ | 超相対性理論です。このpodcastで気になったことをまとめると以下です。

  • 異文化のモノサシ(価値基準のような概念)を持っていれば、新しい価値を発見できる
  • 特定の分野で活躍する「村人」、どこにも属さない「旅人」、特定分野と異文化を行き来する「観光客」
  • 観光客のように気軽に異文化に触れることが大切
  • 自分の作った固定観念を崩していくのがおもしろい
  • 一流は一つのことを極めた人、三流は複数の分野が出来る人

このpodcastと本セッションのつながりを感じた部分は「越境学習」です。自分の得意領域だけで進めていては新しい気づきが少なくなったり、思考が凝り固まってしまいます。そこで、観光客として「越境学習」にチャレンジするのです。ジャンルの違うことを学んだり、普段会話しない方々と話したり、越境の種類はさまざまだと思います。まず、できることからはじめるのが良さそうです。

学びサイクル

改めてキーワードを抜き出すと、経験、変容、観光客、対話でしょうか。観光客になり、新しい経験をして、持ち帰り対話し、変わっていく。そんな学びサイクルの中に自分を置きたいと思いました。ここまで自分の考えを整理してきて、思い出した言葉があります。

うっと思う環境にあえて飛び込む

スクフェス大阪2020の基調講演であった言葉です。領域を超えたチャレンジは「うっ」と躊躇してしまいますが、飛び込むことで学習が進むんでしょうね。
5年後10年後、組織やチームや自分が、今よりイキイキとしているように一歩踏み出すと良さそうです。

まとめ

最近気になっていたキーワードが整理され繋がったようなセッションでした。具体的な実践方法を考え取り組んでみようと思います!

ユーザーリサーチに使えるKA法はふりかえりにも活用できそう / あなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける(#pmconf2022)

今年も開催されましたプロダクトマネージャーカンファレンス 2022。楽しみなイベントです。複数回に分けて内容をまとめていきたいと思います。

2022.pmconf.jp

本ブログで紹介するセッションはあなたの手元の本よりいい方法がある! UXデザインのプロはこうやってユーザーのインサイトを確実に見つける です。ユーザーインサイトを発見する手法がかなり具体的に紹介されていました。

資料が公開されています。

親和図法とKA法(本質的価値抽出法)

本セッションは親和図法とKA法を使ってユーザーインタビューからニーズを見つける方法を具体的に紹介されました。親和図法もKA法も初めて聞く言葉でした。親和図法は発話記録からユーザー心理を抜き出し、グルーピング化を繰り返してニーズを探る方法。KA法は抜き出す際に「出来事」、「心の声」、「価値」について書き出す方法でした。

本発表は具体的でサンプルもあって、タイトル通り、UXデザインのプロがどのようにニーズを見つけているのか知ることが出来ました。サンプルとしてインタビューやマッピング後のFigmaが公開されており、大盤振る舞いですね。
UXデザインはじめの一歩 ーインタビュー技術を磨こう! 記事一覧 | Think IT(シンクイット)
Figma

色んな場面で使えそうなKA法

多くの意見をグルーピングして考えを整理する方法は色々な場面で使われていると思います。例えば、ふりかえり。KeepやProblemを全員で出した後にグルーピングしてTryを出すことがあります。その時のグルーピングの方法って「プロセスに関する問題」「手順書に関する問題」など行動に紐づいてまとめることが多いです。

今回のKA法をふりかえりに応用すると、KeepやProblemを深堀して本質を抽出した言葉に言語化してからグルーピングすることですね。今までと違った汎用性の高いTryが生まれそうだなって感じました。

見返して使える資料

公開されている資料は132ページあります。前半は親和図法とKA法を使う目的と概要の説明。後半は具体的な事例です。当日の発表では前半までで、後半はお土産として持ち帰ってくださいということでした。
これにはハッとさせられました。発表資料って最後まで発表しきらない選択肢があるんですね。とうぜん中途半端な発表ではダメでしょうが、後半をお土産として用意しておくことは新しさがありました。

実際にあとから見返し、KA法の具体例を見ながら使うイメージがわきました。

まとめ

ユーザーインタビュー以外でも使えそうなKA法を知りました。実際に使ってみてなんぼだとおもいますので、チャレンジしてみます!

育成をマネジメントする仕組みが学べる / 経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み(pmconf2022)

今年も開催されましたプロダクトマネージャーカンファレンス 2022。楽しみなイベントです。複数回に分けて内容をまとめていきたいと思います。

2022.pmconf.jp

本ブログで紹介するセッションは経験を深く、広く、早く。プロダクトマネージャーの成長を加速する3つの仕組み です。PMに限らず社内の育成について応用の効く内容でした。

概要

  • イケてるPM:どんなプロダクトでも難易度でもゴールを定め、解決策をデザインし、最速でプロダクトを成功させる
  • スキルアップには経験をマネジメントすることが重要
  • 経験を深める、広げる、早める施策に分解
  • 深さを測るモノサシとして難易度テーブルを定義した。「見立て(Why/What)」「仕立て(How)」に分解しさらに3つずつ、合計6つのカテゴリで測れるようにした
  • 経験を広げることで観点を広げる。
  • 本人の次のステップとして、別プロダクトに機会があれば異動を検討する
  • すべての経験をするのは時間的には無理があるので、経験を共有し追体験する
  • 過去の案件を見れたり、ナレッジシェアするイベントがあったり、オンライン講座があったり、チャット形式のコミュニティーがある
  • ナレッジシェアは盛り上がらない問題が良くあるが、目標を置いて運営することと、良質なコンテンツ作りを工夫している

深さを測るモノサシとスキルマップ

どの領域にも使えるモノサシとして「影響範囲」「課題抽出度」「実現難易度」「ユースケース複雑度」「仕様難易度」「コミュニケーション難易度」が定義されていました(それぞれにLv1~3があります)。これを難易度テーブルと名付けられていました。この難易度テーブルは1年かけて作られていました。原案を作って、複数のマネージャーから意見を聞き、運用しながらも意見を聞いておられました。
ソフトエンジニア業界でもよく耳にするスキルマップと似ていると思いました。個人的に良いと思ったポイントは2つです。抽象度とLvの分かりやすさ。
抽象度はカテゴリの分類が多すぎない点が良いと思いました。細分化しすぎていると全体の見通しが悪かったり、ドメインに特化しすぎて他で使えないスキルになったりします。抽象化しすぎも良くないのでバランスは大事ですが、私は細かくしがちなところがあるので、抽象度を意識したいと思いました。
Lvの分かりやすさ。発表から一例を抜粋しますと影響範囲だと「Lv1自グループ」「Lv2自事業部」「Lv3全社」と定義されており、簡単に判断がついて良いと思いました。

この分かりやすい難易度テーブルが出来上がったのは作るプロセスが良かったのだと思います。一部で作り切らず対話をしたり、運用しながら改善したことで、ちょうど良い抽象度と分かりやすいLvになったんだと思いました。

経験を得るためにプロダクトを変える

今の延長線上に深いレベルの経験を積む機会がない場合、別のプロダクトを検討するという話は驚きでした。しかし、育成面では良い考え方だと思いました。スキルを伸ばすには経験を積むことには同意です。書籍を読んだりイベントに参加して知識を得ることは大切だと思いますが、経験ほど育成効果があるものはないと思います。本人の意思とマッチしていれば経験を積むために環境を変えるのは良い選択だと思いました。

ナレッジマネジメントの仕組み

ナレッジマネジメントの仕組みが全社的にあるのが素晴らしいと思いましたし、その仕組みが活性化されるため目標が設定されてたり、フィードバックからの改善が進んでいる点が良いと思いました。

まとめ

PMに限らず育成の観点で汎用的に活用できる内容だったと思います。私自身もスキルマップの見直しや、社内勉強会の改善を進めようと思いました。

社内コミュニティ運営を学ぼう ~企業内のPMを盛り上げよう! ~LINEがPMの活躍環境づくりのために取り組んでいること~ ( #pmconf2022 )

今年も開催されましたプロダクトマネージャーカンファレンス 2022。楽しみなイベントです。複数回に分けて内容をまとめていきたいと思います。

2022.pmconf.jp

企業内のPMを盛り上げよう! ~LINEがPMの活躍環境づくりのために取り組んでいること~ です。社内でアジャイルコミュニティーを運営している私にぴったりなセッションでした。参考になる部分がたくさんありました。聴けて良かったー。取り入れられる部分から変えていこうと思います。

資料が公開されています。

ミッションを決める

発表で「目指している状態」と「取り組んでいる領域」について言語化されていました。私もコミュニティーに参加することで得られる効果のようなものは言語化していましたが、「目指している状態」については出来ていませんでした。改めて言語化して参加メンバーや多くの方が見える場所で共有しようと思います。

さらに!良いと思ったポイントは価値提供するターゲットの始まりから終わりまでの理想の状態を定義し、それぞれの状態についてマッピングされていることでした。こちらも同じく作ってみようと思いました。

NPSを使って測る

コミュニティー取り組みのアウトカムな測定方法が分からないと思っていました。アウトプットな測定なら開催回数などで測れますが、アウトカムは分からない!今回の発表ではNPSを使って測られていました。NPSは知っていたのですが、コミュニティーの計測に使えることが紐づいていませんでした。知っていると使えるは違いますね。NPA以外にもアンケートを取られていましたが、個人的にはNPSを使うことが新しい発見でした。

小さいチームと短い期間

同じ好奇心を持った小さなチームを多数作る形式で運営されていました。また、特徴的だと思ったことは3ヵ月を一区切りにしていることです。期間が決まっていることでダラッとせずに進めることが出来ますね。また、小さなチームを作ることも良いと思いました。同じ感心事でも詳細な部分が違ったりするので、小さいチームは良いですね。

さいごに

今、自分の感心事と近く即効性のあるお話が聞けました。ありがとうございました!

「改善を計測する方法」を学べる / Four Keysで進める改善サイクル - Techmee vol.4 に参加した

Four Keysで進める改善サイクル - Techmee vol.4 に参加しました。LeanとDevOpsの科学で提唱されたFour Keysについて概要と事例を知れるイベントでとても良かったです。

timeedev.connpass.com

connpassページにも書かれているのですが、Four Keysがなぜ重要なのか - 開発チームのパフォーマンスを改善する方法について - yigarashiのブログのブログを書かれたyigarashiさんと、kameikeさんのお二人による発表でした。その後のQAも盛り上がっていました。connpassページからyoutubeアーカイブへのリンクがありますので、ご覧ください。私なりに心に残ったことをピックアップしました。

ピックアップ

30分でわかるFour Keysの基礎と重要性

  • Four Keys:変更のリードタイム、デプロイ頻度、変更失敗率、平均修復時間
  • スループットと安定性の両方を同時に測るために4つある
  • 4つはトレードオフではなく、すべてを同時に高めることができる
  • 研究の結果、Four Keysのスコアが高いほど業績も高いとわかった
  • 有効性が示されたプラクティス:DevOps の能力  |  Google Cloud
  • リファクタリング効果をFour Keysに当てはめるとどれにも効果があることがわかる
  • Four Keysに効果があるなら業績にも効果があると言える
  • 変更失敗率は障害以外にも意図通り動かない失敗も含める
  • 近年 5番目の「信頼性」が追加されている。SREのR(Reliability)
  • いくら素早くリリースしてもユーザーに価値がないと意味がない

「ある程度」まで4keysが良くなるまでの道のりとこれから

  • Four Keys に効果あった取り組み
  • GitHub Flow にすることで小さなリリースはすぐにデプロイするように習慣が変わった
  • コードを反映するプロセスを自動化する
  • 顧客からの問い合わせよりも早く不具合に気付くことが大切
  • 不具合は発生すると考えて準備する
  • ふりかえりの指標にFour Keysを使う
  • ポストモーテムを軸に改善をすると説明しやすい
  • 開発プラットフォームのチームがある

Q&A

※要約しているので、質問と回答は正確ではありません。

Q:Four Keysの指標が良いからハイパフォーマーなのか、パフォーマンスが良いからFour Keysが良くなるか?
A:研究の文脈であれば、Four Keysでクラスター分析してスコアが良かったクラスターをハイパフォーマーと読んでいる。しかし、Four Keys 以外のスキルもあるため、それらの能力が高い人がFour Keysも高いと言える。

Q:デプロイ頻度を高めた方が良いという空気感を作るにはどうすれば良いでしょうか?
A:スタートアップはすでに空気感がある。LeanとDevOpsの科学を読んだ。ビックバンリリースは嫌だよね?から進めるのも良い。

Q:Four Keys を含めた開発の改善はだれが進めている?
A:チームごとのテックリードが決めていたり、全社の技術を改善するチームが働きかけることもある。

Q:オンデマンドリリースするためのテスト環境はどうしている?
A:自動テストもしつつ、影響範囲の手動テストをしている。リリース単位を小さくすることで出来ている。大きめのリリースはプランナーの方にテストしてもらうこともある。オンデマンドリリースはリスクがあるため、修復を早くしたり、リリースを小さくする必要はある。

Q:Four Keys はどの企業でも意味があるのか?
A:改善を繰り返すプロダクトであれば意味がある。

Q:ビジネス都合でリリースタイミングが遅れることもある。そういうデータは除外するのか?
A:チームとして異常値であれば除外すれば良い。ユーザーに届くことと、デプロイは分けて考えても良い。

Q:Four Keys をどのように扱っているのか?
A:BackLogを整理するときにFour Keys にインパクトがあるものから着手しようと話している。

Q:デプロイ頻度がそもそも高いが、今以上伸ばしたいと考えていますか?
A:その点は考えていないが、人が増えたときに低下しないように気を付けたいと思っている。

Q:4つのメトリクスのうち何から導入すれば良いか?
A:デプロイ頻度ははやりやすく、ステークホルダーからのフィードバックが多い。開発者も楽しい。

感想

LeanとDevOpsの科学をまだ読んだことなかったのですがyigarashiさんの発表でどういったものか理解できました。(本も読んでみようと思います。)
ソフト的な目標とビジネス的な目標の関連性を持たせるのは難しいなと思っていたのですが、Four Keysと業績に相関があると聞けて良かったです。
この改善はFour Keysのこれとこれに影響があります。Four Keysが高いと業績も高くなります。そのため、この改善は業績を高めます。という論理がいいですねー。
GitHub Flowにして習慣が変わった話が良いですね。プロセスの変更で期待するのは直接的な効果だけでなく、良い習慣を身につけることもあるのだと気づきました。
Four Keysもそうかもですね。Four Keysの導入で習慣が変わる期待が持てそうです。Four Keysに影響ある改善かどうかって考える習慣がつくと良いな。

勉強会に参加して携えたい問い

本を読んだり勉強会に参加したら問いを作ろうと決めているので、自分に向けた問いを考えます。

  • 今の開発で、Four Keysを測る要素は何があるのか?
  • Four Keysを浸透させるために何ができるのか?

最後に

Four Keysを考えるきっかけになるイベントでした!計測できないものは改善できないとよく言われます。今回のイベントはその「改善を計測する方法」を学べるイベントでした!
発表、運営、参加者のみなさん、ありがとうございました!

伝わる技術が身につく本 / バナナの魅力100文字で伝えてくださいを読んだ

「バナナの魅力100文字で伝えてください」

タイトルに惹かれて読んで見ました。「おわりに」の章でこのタイトルをつけた理由について書かれていました。本書の中では「種明かし」と表現されていましたが、「伝わる」ための秘密が詰め込まれたタイトルになっていて、タイトルに惹かれたのは必然か?と思ってしまいますね。

著者は本の編集者です。編集の仕事によって蓄積された「伝わる構造」「伝わる技術」をまとめたコツが本書というわけです。

景色を見せる伝え方

『第2章「伝わる」は7階建て構造』では、「伝わる構造」について7つの大切なことを学べます。たとえば、ゴール設定です。何のために伝えたいのか決めましょうというメッセージがありました。他にも納得感、相手ベースなどがありました。

そのなかでも、「見える化」は新しい視点が得られました。
本書の中では道端にある野菜直売所で売られていた大和芋が例として書かれていました。そこには大和芋としか書かれていなかったのですが農家の方が来られて説明してもらい購入に至った話です。本書から引用します。

「大和芋は山芋の一種で、この大和芋は粘りがすごくて、まるで自然薯みたいだよ。すりおろしてのりで巻いてもおいしいよ」
これを聞いた僕も妻も、頭の中に自分たちが大和芋をおいしく食べているシーンが思い浮かびました。

魅力的な説明です。たとえば、ビジョンを伝えるときは、達成したときの状態が思い描けるような伝え方をすることで行動に繋がるということかなと思いました。

もうひとつ気づきがあったことを紹介します。食レポでは視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚の要素を使って説明している旨がありました。ここでの学びは、物事には伝わるポイントがあるということです。ポイントがわかっていれば簡潔な言葉で伝えることができますね。たとえば、新しいカメラを紹介するときは、そのカメラを使って良い撮影ができるイメージを伝えると良いのかもしれません。ぱっとできることではないと思いますが。

三方よしのポイントで伝える

『第3章 伝える技術 伝わる技術』伝えると伝わるは違うんだよーということで、『伝わる技術』が学べる章です。この章では16個のコツがまとめられています。気になる項目が複数あったのですが一つ取り上げるとすると「3つのグッドを入れると、興味・関心が高まる」です。

これは「自分グッド」「あなたグッド」「社会グッド」の3要素を入れることで伝わりやすくなることです。新しい仕組みを取り入れたいとき、新しいサービスを開発したいとき、周りに同意を得るために3要素を意識すると伝わりやすそうですね。「自分がしたいから」という理由だけではなかなか納得できないですよねー。

まとめ

伝わるは難しいと思いますし、相手によって伝わる伝え方も変わってきます。この本を読むことで伝わる技術の引き出しが広がりますので、相手に合わせた伝え方ができると思います。内容も良かったですし、文体も柔らかく読みやすい本でした。