はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

RSGT2024のセッションを見た感想「More Great ScrumMaster 〜システムコーチングの……」

RSGT2024 のYoutubeが公開されたので気になったセッションを見ていきます。今回見たのはInanoさんの「More Great ScrumMaster 〜システムコーチングの智慧がもたらす更なるScrumMasterWayへの歩み〜」です。

www.youtube.com

スライドはこちら


セッションを聞いて、重要だと思った要点

  • 「システム」とは共通の目的のために存在する関係性のこと
  • 技術課題と適応課題は区別して捉える
  • アジャイルを根付かせるにはインテグラル理論の4象限で考える
    • 集団・個人/外面・内面の組み合わせの4象限
  • 3つの知性(EQ、SI、RSI)を駆使する
  • 言語も非言語も含めて全てのことを取り扱い、起きていることを明らかにする
  • システム内の役割を把握し、最適化する
  • メタスキルを使って、場のエネルギーを意図的につくる
  • システムを変えるために自分から変わろう

考えたこと

CRR Global Japan のORSCプログラムは基礎コースを受けたことがあります。そのため、内容はすんなりと入ってきました。それと同時に活かしきれてないことも自覚しました。改めて大切にしたいと思います。

ピープルウェアという書籍に「ソフトウェア開発での問題の多くは技術的よりも社会学的問題である。」と書かれています。技術的なことも重要なのですが、同じぐらい「組織」とか「チーム」の関係性も大事なのです。チームの関係性が悪いと感情面でもネガティブになります。そんな気持ちだと仕事のパフォーマンスも落ちます。

だからこそ、関係性を最大化するシステムコーチングは重要。

今回のセッションを聞いて一番取り組みたいと思ったことは「メタスキルを使って、場のエネルギーを意図的につくる」です。色々な事情でチームのモチベーションが上下します。上昇しているときは良いのですが、下降しているとき上昇に持ち上げられる人でありたいと思います。システムと一緒に下降するのではなく、下降を感じたらメタスキルを発揮していきたいです。


※システムコーチング®、Organization & Relationship Systems Coaching®、ORSC® は、CRR Global Japan 合同会社登録商標です。http://www.crrglobaljapan.com