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RSGT2024のセッションを見た感想「「プロダクトマネージャーがプロダクトマネジメントを失敗させる!?」カオスな……」

RSGT2024 のYoutubeが公開されたので気になったセッションを見ていきます。今回見たのはMori Yuyaさんの「「プロダクトマネージャーがプロダクトマネジメントを失敗させる!?」カオスなプロダクト開発を効率化したら硬くて息苦しい官僚組織になっちゃった! 大企業病の罠を乗り越え若々しいチームを実現するぞ」です。

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セッションを聞いて、重要だと思った要点

  • 効率化を求めて分業化した結果、仮説を検証するまでに相談相手が増え、時間がかかる。
  • 分業化した結果、各チームはTODOに追われ、顧客と接する機会もなくなっている
  • 組織の関心が質より量が変わっていく
  • 重要よりも緊急のタスクに追われ始める
  • 「わたしがやらなきゃ誰"が"やる」から「わたしがやらなきゃ誰"か"やる」に変わる
  • 売り上げが伸び悩むと他社事例に頼りだす
  • とうぜん、考える力が落ちる
  • 無知無能無関心を受け入れ、新しいことにチャレンジしていこう

考えたこと

効率的に作るために分業することは専門性も高まるし悪いことではないと思う。ただ、分業組織になることで壁が生まれ、自分たちとあなたたちという感じになるのが良くない。それが、自分たちはきちんとしているのに、相手はやってくれないという相手を道具のように扱うことも起き始める。

なので、分業で専門性は高めるが、共通のビジョンと課題で一緒に作る。というダブルスタンダードで進められると良さそう。多分、それを実現する形の一つがマトリックス組織なのだと思うが、縦軸か横軸かどちらかの力が強くなりがちでバランスが崩れる。縦と横のリーダーとなる人たちが、ダブルスタンダードで考える必要がありそう。