Windows と Unity の環境で Android 実機テストをする方法をまとめます。軽い気持ちで試してみたら色んな場所で詰まりました。慣れないことをすると時間がかかりますね。
大きく分けるとやることは3つです。
Androidデバイス側
PC側
ご注意
インストール方法をまとめますが、公式ブログも参考に進めるのが良いと思います。公式ブログで分からない部分を本ブログや他のブログなどで補いながら進めるのが最短距離だと思います。なぜかというと、Unityバージョンによってインストール方法が違うからです。この記事も古くなっている可能性があります。この記事を参考にする場合は上記環境が近いかどうかご確認ください。
docs.unity3d.com
AndroidのUSBデバッグをONにする
AndroidデバイスとWindowsPCをUSB ケーブルで接続してデバッグするために、デバイス側の開発者向けオプションを有効にします。「ビルド番号」を7回タップすると有効になります。「ビルド番号」の場所は機種によって違うみたいで、Pixel6は「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」の場所にありました。
開発者向けオプション有効後は開発者向けオプションページの「USBデバッグ」をONにします。開発者向けオプションページは「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」にあります。
これで、デバイスの設定は完了です。
Google USB DriverとAndroid Composite ADB Interface をインストールする
Windows から Androidデバイスをデバッグ実行するには、Google USB DriverとAndroid Composite ADB Interface をインストールする必要があります。ドライバーをインストールするとAndroid Debug Bridge(adb)によりデバッグできます。
Google USB Driverのインストール
Google USB DriverはAndroidStudio経由で行いました(遠回りな気がしますが、他の方法が分からなかった)。
AndroidStudioは以下ページからダウンロードできます。
developer.android.com
AndroidStudioインストール後、以下の手順でGoogle USB Driverをインストールします。
1. AndroidStudio起動後、「Project」→「More Actions」→「SDK Manger」
2. 「Android SDK」→「SDK Tools」→「Google USB Driver」
Android Composite ADB Interfaceのインストール
PCとデバイスをUSBで接続してデバイスマネージャーを開きます。接続したデバイス(僕の場合はPixel6)がデバイスマネージャに表示されていますので、右クリックでデバイスの更新をします。「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選び、「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Android\」を検索対象にしてドライバーをインストールすると、「Android Composite ADB Interface」がインストールされます。
adb.exeの環境パスを通す
Google USB Driverインストール後、adb.exeの環境パスを通します。
adb.exeはSDK Mangerでインストールした場所の「Sdk\platform-tools」にあります。インストールした場所は以下の部分で確認できます。僕の場合は「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Android\Sdk\platform-tools」です。
上記パスをユーザー環境編集のPATHに登録し、adbコマンドを使えるようにします。
UnityでAndroidをビルドして実行する環境をつくる
この項目では2つのことをします。
これで動きます
「Build And Run」を押すと、接続したデバイスでアプリが実行されます。
詰まった事
「Android device is not responding!」
「Build And Run」を押下すると以下のようなエラーメッセージが表示されました。
「Android device is not responding!」「Make sure USB debbuging has been enabled and that the device has authorized this computerd ・・・」
原因
デバイス側がUSB デバッグを許可していないためです。
解決方法
コマンドプロンプトから「adb devices」を実行してください。デバイス側に「USB デバッグを許可しますか?」とポップアップがでるので、「このパソコンからのUSBデバッグを常に許可する」にチェックを付けて許可ボタンを押します。
それ以外にも「Build And Run」でデバイスとの接続関係でエラーが発生した場合は、手順を見直してみてください。