はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

Scrum@Scale で勘違いしていたこと

Scrum@Scale で勘違いしていたことがあったのでまとめておく。
Scrum@Scaleガイドを読めばわかることなのだが、勝手に思い込んで勘違いしていた。

Scrum@Scaleといえば以下のSMサイクルとPOサイクルが中央で交わる図。
SMサイクルとPOサイクルがあり、二つのサイクルが重なる部分がある図でScrum@Scaleの概要が分かる。


参照:Scrum@Scaleガイド - Scrum Inc. Japan #TeamworkMakesTheDreamWork

SMサイクルが開発のサイクルだと勘違いしていた

この図を見てわたしはSMサイクルが開発のサイクルだと思っていた。違った。勘違いしていた。

SMサイクルはその名の通り、スクラムマスターがリードするサイクルであって開発のサイクルではない。SMサイクルはHowを"調整"するサイクルであってHowサイクルではないのだ。

わたしはここをHowサイクルだと勘違いしていた。作るサイクル、考えるサイクルに分かれていると勘違いしていた。

開発は「チームプロセス」という部分で行われる(と理解した)。チームプロセスは図の通りスクラムマスターもプロダクトオーナーも関わる部分。協同してインクリメントを開発するのだ。

じゃあ、SMサイクルは何をするのか?というとチーム間の調整と課題解決だろう。
スクラムと違いScrum@Scaleは複数のチームが並行して開発をする。複数チームで一つのプロダクトを作っているのであれば、リリースのために結合は必要になる。結合のために調整が必要になる。

Scrum@Scaleはスクラムの外側を定義している

ここまで整理しながらやっと気づいたことは、Scrum@Scaleガイドはスクラムの外側を定義しているのだ。開発部分は詳しく書かれていないが、スクラムで開発する。

スクラムのことはスクラムガイドに書かれてある。しかし、あくまで一つのスクラムチームについてだ。複数のスクラムチームで一つのプロダクトを開発する場合、複数特有のチーム間の調整や問題か発生する。

そこを解決する手法としてScrum@Scaleがあるのだ(と理解した)

まとめ

  • Scrum@Scaleは複数チームでスクラムする際に必要な役割やプロセスがまとまっている
  • チームプロセスがスクラ厶で開発している部分
  • スクラムマスターはチームプロセスやリリースが上手くいくように調整と改善を行う