PMとPMMの良い連携について話そう〜急成長プロダクト Bill Oneとログラスの事例〜を見ましたので感想など。まずはイベントの紹介です。
アーカイブ動画は以下です。
PMとPMMの良い連携について話そう〜急成長プロダクト Bill Oneとログラスの事例〜 - YouTube
ざっくりと紹介するとPdMとPMMの役割の境界や重なりについてのパネルディスカッションでした。
メモ
聞きながら気になったことをメモしました。
Bill Oneさん
・課題定義、訴求メッセージ、ソリューション、セールスモデルの4象限にわけたとき、
課題定義、訴求メッセージはPM/PMMが一緒に進める。
→役割の特性上、PMとPMMで情報量の差が生まれるため、情報共有を密に行う。
・ソリューション、セールスモデルはPMとPMMでわける
わけた部分は任せるが、大きな意思決定をする場合は報告しあった方が良い
・エンジニア、デザイナ、CSはPdMとのコミュニケーションを強く
セールスとマーケティングはPMMとのコミュニケーションを強く
PdMとPMMは連携する
Loglassさん
・共通ゴールを持ち、かちっと決めすぎない。
・ターゲット、プロダクト価値、新規事業検討はPdMとPMMが一緒に進める
・プライシングや競合理解はPMM寄り、マーケティングクリエイティブはPMMに任せる
・プロダクトビジョンやロードマップはPdM寄り、要求整理やプロトタイプはPdMに任せる
・定例MTGでは、定期的なアジェンダと持ち込みアジェンダがある
Q&A
・PdMとPMMはそれぞれの役割を設けた目的を忘れずに進める
・PMMとして事業や市場やドメインに対して解像度高くなる努力をする
・今事業を伸ばす上で、インパクトがあることに取り組む
・PdMの目標は〇〇というビジョンを達成する、PMMはインサイトを整理する目標の切り方がある
・BizDevは中長期的、PdMはプロダクトを進めつつ、融合して進めていく
気づき
お話を聞きながら、自分なりの気づきを言語化してみたいと思います。
役割分担とコミュニケーション
柴野さんが「PMという領域を手が回らなくなったため、PdMとPMMにわけた。もともと一つの役割なのでフュージョンが必要」という説明がありました。(フュージョンとは融合とか統合とかの意味ですが、ドラゴンボールのフュージョンのイメージで使われていたと思われます。)
柴野さん浅越さんも、PdMとPMMの違いを説明される際に「共同で進めること」「報告しあうこと」「完全に任せること」のように責任を整理されていました。また、PdMとPMMはそれぞれの役割を設けた目的を忘れずに進めるというお話もありました。
PdMとPMMに限らず、役割を設けて分割する際は責任範囲を明確にして、「共同で進めること」「報告しあうこと」は密に連携し、「完全に任せること」はあまり口を出さないことが重要だと感じました。
PdMとPMMでそろえる部分
プロダクトの価値やターゲットユーザー、ビジョンなど根幹になる部分はPdMやPMMが同じことを言い、伝えていく必要性を感じました。そのために「共同で進めること」「報告しあうこと」の中に根幹となる要素は含めた方が良さそうです。
さいごに
登壇、運営のみなさん、ありがとうございました!
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