pmconf2023がYouTubeで公開された。ありがたやありがたや。
気になったセッションを見て学びをまとめておく。一気に全部見るのは無理なのでちょっとずつ。今回は「Keynote プロダクトマネージャーの「覚悟」を分解する」
自分なりに気になったことをメモって感想を書くブログなので、要約ではない。少しでも気になったら他の部分も参考になると思いますので動画も見てね。
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Keynote プロダクトマネージャーの「覚悟」を分解する - #pmconf2023 - YouTube
ためになったことリスト
- PMはスタートアップの経営者と同じマインドセットが求められる。
- 自分のお金を使う覚悟で考える。
- PMは投資してもらったお金で利益を出す覚悟で考える。
- PMは企画の第一人者である必要はない。巻き込まれる力も大切。ダメなのは醒めていること。
- プロダクトのためにヒトを巻き込むことも覚悟を持つ。
- メンバーの育成よりもプロダクトの成功に重心を置く。
- メンバーの育成は職能のトップに任せ、両輪で進める。
- Noと言うのは大切だが難しい。
- Noと言える/判断できる情報をチームやステークホルダーに与える。
- Noと言うなら説明責任がある。
- Noと言うことで何を守ろう/得ようとしているのかを考える。
- ユーザーに他の競合プロダクトと比べて優れていることを伝えられますか。
- 極端ではあるが、プロダクトでユーザーの人生が左右するかもしれない。その覚悟で開発する。
- プロダクトが完成する前から契約が取れるぐらいのニーズを見つけよう。
- 投資もせず細々と継続するのはユーザーとって不利益。プロダクトを止める覚悟をもとう。
感想
テーマに従ったディスカッションだった。メインテーマは覚悟。「カネを利用する覚悟」「ヒトを巻き込む覚悟」「NOと言う覚悟」「ユーザーを巻き込む覚悟」「未完成がプロダクトを人に使ってもらう覚悟」「プロダクトや機能を終了する覚悟」でそれぞれ話があった。
改めてPMの責任の大きさを感じた。
ユーザーの時間を無駄にはできない
大体のプロダクトは競合がある。そのため、ユーザーが自社のプロダクトを使うということは他よりも期待して選択してくれている。また、ユーザーは時間を使ってプロダクトを利用する。プロダクトが期待外れだった場合はその時間が無駄になるということだ。KPIとしてのPVが増えた/減ったも大切だが、ユーザーの期待に答えられたのかどうかも大切。そういった意味で、本当にそのプロダクトや機能を開発するのかは考えた方が良い。
プロダクトを良くするためにヒトを巻き込む
プロダクトを良くするために必要なら開発チーム以外も巻き込んだ方が良い。わかる。わかるが、遠慮してしまう。自分の中で勝手に壁を作ってしまっているんだろう。壁を作ることで何から守っているのかを考えるところから始めようと思った。たぶん、乗り越えられる気がする。
自分のお金だと思って使う
自分のお金を使うとき、ほんとうに必要なのかな。ただの贅沢じゃないかな。意味あるかな。他と比べてもこれが良いのかな。色々調べると思う。金額によっては簡単に買うものもあるけど、それも基準がある。自分のお金を使うときと感覚が違う場合は当事者意識が欠如しているのかもしれない。
プロダクトを良くして、ユーザーに価値を提供する責任がある
PMはエンジニアのように専門スキルで価値を届ける役割ではない。ゴールを明確にしたり、チームが円滑に進むように働きかけたり、ステークホルダーと調整したり、トラブル時に意思決定したり、様々な行動で価値を届ける。だからこそ、PMとして何をすればユーザーに価値あるプロダクトが作れるのか考え行動したい。