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RSGT2024のセッションを見た感想「「困っていることはありません」は物事の見方を変えるチャンス」

RSGT2024 のYoutubeが公開されたので気になったセッションを見ていきます。
今回見たのはkameiさんの「「困っていることはありません」は物事の見方を変えるチャンス」です。

「困っていることはありません」は物事の見方を変えるチャンス - YouTube

セッションを聞いて、重要だと思った要点

  • 「困っていることがありません」は困っていることはあるが、気づいていない状態
  • 困っていることに気づいてもらうために、問いかけを工夫した
  • 「困っていることありませんか?」→「開発ワークフローで困っていることはありませんか?」問いを変えると答えが変わる
  • 問いを工夫することで、問いかけ側にも内省がはたらく
  • 問いを工夫しても意図が不明だと不信につながる

考えたこと

問いのデザインっぽい話だなーと思っていたら、参考文献が問いのデザインでした。私も好きな書籍です。好きな本がベースになっていることもあり、共感できる発表でした。今回の発表では問いかけ方を工夫することで、気づいてもらうという内容でした。

kameiさんは茶畑の写真を使ってスコープを調整した問いかけの効果を紹介されていました。わたしなりの例を考えると、写真を撮る時のテーマです。なんとなく写真を撮ろうとすると案外何を撮ったらいいか分からないものです。なので、「赤色」とか「自転車」とかテーマを決めてしまうと撮ることが容易になります。また、風景の見方も変わってきます。

問いかけの工夫はこの効果で、「問題はありません?」では見えないものも「〇〇について問題はありませんか?」と聞くこと、出てくることがあります。問いかけの効果と難しさを感じるセッションでした。

問いのデザインと問いかけの作法

iucstscui.hatenablog.com
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