アジャイルなチームをつくる『アジャイルリーダーシップ』 - Forkwell Library#13 に参加しました。
「アジャイルリーダーシップ」はすでに読み始めている本で、さらに理解を進めるために参加しました。今回のイベントは本書の中でも「アジャイルなチーム」にフォーカスしたお話でした。思ったことをまとめていきます。
イベント内容と思ったこと
発表では5つのキーワードについて話があったので、それぞれで思ったことを書いていきます。
個人ではなくチーム
個人を軽視するわけではなく、複雑性に対処するには多様性を持ったチームが必要ですよ。というお話でした。
この話を聞いて感じたこと思ったことをまとめていきます。
個人だけでは対処できない問題が多いことを感じています。特に開発規模が大きくなると一人で全体を理解することは困難になります。なんとなく理解できても詳細は難しいですよね?そういったことから、個人よりもチームということは納得感があります。ただ、多様性であろうとすると難しくなるのはコミュニケーションや関係性かなって思うのですが、それは後述していきましょう。
学びのために「誰もが正しい、ただし部分的に」
「誰もが正しい、ただし部分的に」を分かっていれば、フィードバックからの学びが向上する。というお話でした。
この話を聞いて感じたこと思ったことをまとめていきます。
このブログをまとめている時点はORSC(オースク)、システムコーチングの基礎コースを学んだばかりで、頭の中で反応が多く起こる部分でした。「誰もが正しい、ただし部分的に」を寓話で表現すると「群盲象を評す」です(こちらも研修で学びました)。6人の盲人がゾウに触れたとき、足を触った盲人は「柱のよう」耳を触った盲人は「扇のよう」と答えたという話です。まさに、「誰もが正しい、ただし部分的に」です。
さて、これがなぜフィードバックからの学びが向上するのかという点について考えをまとめます。謙虚と尊敬と好奇心が起こるからだと思います。意見がわかれていても、どちらも正しい前提に立つと違いに関心が向きます。好奇心がわきます。そういった考えが学びを生むのだと思いました。
ファシリテーションではなくコラボレーションへ
私たちの仕事、私たちの責任になっていることがコラボレーション。ファシリテーションはコラボレーション状態になるまでに必要なスキル。というお話でした。
この話を聞いて感じたこと思ったことをまとめていきます。
分業的な仕事の進め方ではコラボレーションは生まれないと感じました。目的を共有するだけでも足りなくて、メンバー同士一緒に進めた方が達成しやすいという感覚を持つことが大切になると思います。じゃあ、どうすればいいの?という問いの答えが次です。
自律のためのビジョンと目的
ビジョン策定のプロセスを経て、自分たちの目的はこれだ思えている状態が作れていればチームは自律してコレボレーションする。というお話でした。
この話を聞いて感じたこと思ったことをまとめていきます。
あーだからDTAは良いのかという感想です。DTAはシステムコーチングで使うツールの一つで、チームとしてこれから進めていく文化や雰囲気などを合意するものです。DTAを使う使わないはさておき、ビジョン策定のプロセスを経ることが需要なのだと感じました。アジャイルだとインセプションデッキもそうですね。
「勇気」の価値
XP、スクラム両方に含まれるメタスキルは尊敬と勇気だから勇気は重要。さらに自律性を促すためチームのコントロールを手放す勇気や変革を起こす勇気が必要。というお話でした。
この話を聞いて感じたこと思ったことをまとめていきます。
勇気とは何か?失敗への恐怖に勝つことだと思いました。チームのコントロールを手放すこともそうですし、変革を起こすこともそうです。リスクを取ると言い換えが出来るかも知れませんね。
リーダーは一歩先を行く
思ったよりも変化には時間がかかるため一歩先に立ちつつ忍耐が必要。押し付けずに育ていくというお話でした。
この話を聞いて感じたこと思ったことをまとめていきます。
組織の規模が大きくなればなるほど変化に時間がかかるんだろうと思いますが、変化が起きないわけではないです。変化を起こす参考になりそうな書籍は「Fearless Change」です。Fearless Changeは
Fearless Changeの48のパターンのチートシートを作りました。 - kawaguti’s diaryを見ていただくと全体像がつかめると思います。アイデアを広めるパターンがまとまった一冊です。改めて再読してみようかな。ほんと良い本なんです。