きっかけはアジャイルを学び始めてからだとは思いますが、エンジニアでも、ユーザー視点(or ユーザー理解 or ユーザー目線)を理解することが重要だと感じています。しかし、具体的にどのように役立つのか、説明が難しく言語化出来ていませんでした。そこで、ChatGPTの力も借りつつ自分なりに整理してみました。
大きく3つにわけてみた
整理するときは3つぐらいが理解しやすいので、大きく3つにわけてみました。「コミュニケーション」「イノベーション」「技術力」の向上です。
プロジェクト全体のコミュニケーションが円滑になる
企画者やデザイナー、他職種とのコミュニケーションがとりやすくなります。エンジニア、企画者、デザイナー、それぞれ担う責任は異なりますが、チームとして達成したいことは共通です。ユーザー視点を持ち、ユーザーニーズを理解することで共通の課題に向き合えます。また、言語化が難しいニュアンスもくみ取れるので、開発されるサービスの質も向上します。そういった意味ではビジネス視点も大事です。
ユーザー視点×エンジニア力のマリアージュ
イノベーションは新結合。組み合わせたことのないもの同士を組み合わせること。とシュンペーター氏が提唱しています。となると、ユーザー視点もあり、エンジニア力もある、というのは大きな強みになります。ニーズとシーズを組み合わせられるということです。
ユーザー視点を設計に活かす
DDD(ドメイン駆動開発)がその一つの形だとは思っているのですが(DDD詳しくないので間違ってたらご指摘ください)、ユーザー視点でシステムを設計することで変更に強いシステムが出来るのではないかと思います。
なぜアジャイルを学び始めたら、ユーザー視点が大事だと思うようになったのか
10年ほど前なので記憶が曖昧なのですが、認定スクラムマスター研修の中でアジャイルの別の名前の候補として、「ユーザーに寄り添う」があったと聞きました。改めて調べてみると「Business Aligned」が名前の候補らしいです。「ビジネスに寄り添う」。多少覚え間違いしてますが、大きな方向性はあっていたので良しとしましょう笑
なぜアジャイル開発はうまくいかないのか 〜 Don’t just do agile. Be agile. – Social Change!
アジャイル開発の現在・過去・未来 - Publickey
また、モダンアジャイルに「人々を最高に輝かせる」があったり、OutputよりOutcomeが言われたりと、作ることよりも価値を届けることを重要にしているので、ユーザー視点が大事だと思うようになったのだと思います。