はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

「吉羽 龍太郎さんとソニーが語るプロダクトマネジメント」に参加してステークホルダーについて考えた

「吉羽 龍太郎さんとソニーが語るプロダクトマネジメント」に参加しました。

sony.connpass.com

吉羽 龍太郎さんとソニーが語るプロダクトマネジメント - TechLovers #2 - YouTube

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セッションを聞いて、重要だと思った要点

ステークホルダーとの付き合い方を考える

  • 社内のステークホルダーの話
  • Power/Interest Grid のフレームワークを一例に紹介
    • 影響力と関心度のマトリクスで整理
  • 4象限の象限ごとに傾向と対策を紹介
  • 関心度が高い人にはプロダクトのデモを見てもらう
    • 毎スプリントレビューでなく、テーマによって変える
    • 予定が抑えられない場合は、別で見せるなどする
  • 関心の低い人には定期的にレポートを送る
  • 意見に対してNoを言うのも大事だが、言い方大事。
    • 影響力が高い人には背景などを把握して、受け入れ方を検討する
    • やるって決めたら全員でコミットして取り組む

ソニーにおけるプロダクトマネジメント スマホアプリ事例紹介

  • BRACVIA Connectの話
  • 対応製品が多いため、ステークホルダーが多い
    • 責務を適任者に分散させ、判定・承認プロセスを軽くする
      • デリゲーションポーカーで何をどこのレベルまで委譲するか具体的に決める
  • 組み込みはウォーターフォールクラウドやアプリはアジャイル
  • 主要な接点を事前合意し、並行開発する
  • サービスを追加する場合は、やめる基準も決めておく

パネルトーク

  • 影響度大×関心度高のステークホルダーが多い。象限を移動させるのは?
    • 4つに分かれるのではなく、グラデーションがある。強さを見極める。
    • 一人ひとりではなくMTG形式にしてステークホルダー同士で話し合ってもらう
  • 関心度の低いステークホルダーに関心を持ってもらうには?
    • フィードバックもらえるプロダクトを作り続けましょう
  • 社長がふらっと現れて色々と口出してくる。どうすれば良い?
    • ふらっと現れて意見をされるなら、何を気にしているか話す時間を30分でも設定するのが良い

考えたこと

パネルトークのQ&Aで、課題があるステークホルダーに対してどう扱えばよいのかという質問が数点ありました。その回答はすべて同じでその方が気にされている内容や背景を聞いて、適切に対応しましょうでした。

ステークホルダーに対しては情報共有の頻度や量のコントロールはして、フィードバックには感謝しつつ、バランスとりながら進めましょう。ということで、これをしたら良いという銀の弾丸はなく、バランスが大切なんだなと感じたイベントでした。