同著者の『蜜蜂と遠雷』がとても面白かったので手に取ってみた。
今回はバレエがテーマ。主人公は天才 振付家の萬春(よろず・はる)。彼の天才っぷりを4つの視点で語られる構成だった。
あらすじ
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして
振付家・萬(よろず)春(はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――
それぞれの情熱がぶつかりあい、
交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。
一人の天才をめぐる傑作長編小説。
今までバレエは興味を持ったことがなかったが、ダンスで様々なことを表現する描写が素晴らしくバレエの魅力を感じ、興味を持った。小説内で登場したバレエを見ていたい。
個人的には天才っぷりの部分よりも、海を渡るときの見送りのシーンが親目線になってしまい、ジーンとしました。あらすじにもあるように15歳で海を渡るが、親からしたらうれしさ半分、さみしさ半分だ。15歳で会えなくなるのは早すぎるだろ。
個人的には『蜜蜂と遠雷』の方が面白かったが、何かに狂気的に夢中になり進んでいくストーリーは好きだった。
