96個もの実例が紹介されていて試したくなるものばかりです。今のプロジェクトに合うのはどれかなーとか、あーこんな見せ方があるのかとか、読んでいてわくわくする書籍です。
実例集なので要約や具体的な内容の説明するとネタバレになりそうなので、本記事は全体を通しての感想や今後の意気込みになります。
具体的なことはぜひぜひ書籍を読んでみてください。
見える化で楽しく開発
見える化することでゲーム感覚で進捗が見えたり、作業が進められたりしますね。進捗だけでなく感謝を伝える実例や失敗を伝えやすくする見える化など多種多様です。
ゲーミフィケーションの要素が含まれている実例も多くあり、楽しく開発できる道具ばかりでした。また、見える化によりチーム対問題の構図にもしやすいなって感じました。
見えてないことのヒントになる
96個もの実例があると色々な角度での見える化を知れます。自分の考えになかった見える化のヒントも見つかってタメになります。計測できないことは改善できないとよく言われます。なにかうまくいかないけど、なにを計測すればよいか分からない場合にもヒントが見つかりそうです。
何を見える化したいのかが大事
「すべて取り入れて全部やれば良い!」といえる量ではありません。今のチームが抱えている課題から見える化する道具を選びたいですね。また、一度選んでも状況に応じてどんどん変えていったほうがいいなって感じました。
潔く実例の紹介のみ
各実例のベースとなる理論の説明は省かれています。前書きにもそのように書かれています。その潔さが本書を読みやすくしています。
イラストと楽しそうな文章なので「なんか面白そうだから試してみよう」となりやすい書籍です。
要素を組み合わせればオリジナルの見える化
1事例ごとがシンプルなので、要素ごとを組み合わせて自チームにあった見える化が考えやすいです。まずは実例を試すことが良いと思いますが、試したあと違和感がある部分はほかの要素を足すことでしっくりくる見える化ができそうです。