はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

テスラの開発は想像以上の速さ

先日のイベントでテスラのアジャイルがすごいと聞きました。Agile Tech EXPOの講演動画がYoutubeにアップされていたので見てみました。

www.youtube.com

この講演はlogmiでも記事になっています。
logmi.jp

講演の内容はYoutubeやlogmiの記事を見ていただく方が正確ですので、そちらをご覧ください。このブログでは講演を聞いて心に残ったことをまとめていきます。
とはいいつつも、概要はまとめておきます。講演ではテスラの文化を12ステップで紹介していました。

  1. 社員だれもが自律的に動ける文化づくり
  2. 1日60個以上の部品をアップデートできる速さ
  3. イノベーションを加速させるために予算は1分ごとに更新
  4. モジュール単位のチームで並列に開発
  5. 小さいチームで常時モブ開発
  6. マネジメントはソフトウェアに任せて、全員が開発に携わる
  7. 会議はLean Coffer
  8. ジャスティスボード(プロジェクトの目的や状況がわかるボード)を見て、社員が自ら参加するプロジェクトを選ぶ
  9. テスラのスピードに合ったサプライヤーとの契約
  10. eXtreme Manufacturingでイノベーションを加速
  11. OSTを導入

あれ、11ステップしかない。。。認識できなかったステップがありそう。

自律、自己管理を促している

なぜそう思ったかというと以下です。

  • オンボードで「上司のフィードバックを待たずにすぐに自分で行動」を期待
  • 誰とでもコンタクトが取れる環境が用意
  • 小さいチームでリーダーがいない
  • リーンコーヒーで会議に自己組織化を促す
  • プロジェクトの参加を自分で選べる

自分で決めて、自分で解決できる仕組みが備わっていますね。自己組織化、自己管理、自律。そんなキーワードが思い浮かびます。オンボード時点から文化を伝えることはとても重要そうに感じたので、取り入れたいですね。

ハードウェアを毎日リリース!?

ソフトウェアでも難しいことをハードウェアでやってのけています。すごい。実現できているのは以下だと思いました。

  • モジュール単位のチームで並列に開発
  • モジュールのインタフェースは変えないように更新
  • 社員だれもが自律的に動ける文化づくり

ライトやタイヤなどモジュールごとに並列に開発できる仕組みが整っていて、それぞれが自律的に改善をするから実現できていると感じました。

スクラムは遅すぎる

スクラムは1週間に1度、もしくは1日に1度リリースするプロジェクトには合っていると思いますが、それ以上のリリースが発生すると、有用ではありません。

一日に60個もリリースするテスラはスクラムでは遅すぎるそうです。スクラムであることを目指そうとするとスクラム以上の速度は出ないため考えさせられるメッセージですね。スクラムにせよ何にせよ、何かに囚われると良くない。

まとめ

テスラの開発を知ることが出来ました。予算やマネジメントをソフトウェアに行わせて、人はとことんイノベーションや改善に向き合っていることに驚きでした。また、モジュールごとのチームが並列に開発を進め、1日60個以上の更新があることも驚きですね。チームと責任を極限まで小さくすることで改善が早くなるのかもと思いました。

そのためにもメンバー1人1人が自律的にあるべきで、そのためのマネジメント(テスラはマネジメントしないことでマネジメントしている)が重要そうです。今のリリース速度を倍にするにはどうすれば良いのか考えてみようと思いました!

Lean CoffeeやOSTは具体的な活用方法が知りたかったなーと思います。勉強会などでは使ったことがありますが、開発に応用できていないので。