開発生産性Conference 2024 のアーカイブ動画が公開されたので見ていきます。
今回は「エムスリー vs ラクスル エンジニアは事業KPIにどう向き合うのか?」です。 「プロダクト開発におけるROIについて」、「エンジニアは事業KPIにどう向き合うのか」の2本のテーマについてパネルディスカッションでした。
動画
エムスリー vs ラクスル エンジニアは事業KPIにどう向き合うのか? / エムスリー株式会社 山崎 聡・ラクスル株式会社 竹内 俊治 - YouTube
気になった点
プロダクト開発におけるROIについて
- Rが大きいかどうかを常に意識している
→多くの人が喉から手が出るほど欲しいものかどうか - Iのコントロールも重要
→開発リソースが足りていないため、少ない工数でできることが大事 - 生産性を計測すること
- グロースしてもチームメンバーは増やさずに進めると
リソース投入の早すぎや遅すぎのリスクを除外できる
エンジニアは事業KPIにどう向き合うのか
- OKRや評価に組み込んで進めている
- エンジニアの目標は事業達成
個人の評価の20%は事業で評価、残りの80%は事業を達成するための活動で評価
チームリーダーの責任は事業 - 事業部ごとにCTOをおいている
考えたこと
両社ともビジネスにおいて利益が大切なので、エンジニアも事業KPIに向き合った方が良いと考えていた。エムスリーさんの「20%は事業で評価、80%は事業を達成するための活動で評価」は具体的で分かりやすい指標でした。
この方針を進めるとビジネスの考えたことをエンジニアが開発するだけの体制になりがちなので、プロダクトマネージャーが両者の言葉をうまく伝えながら進めることが重要とのこと。この点は力を入れていきたい部分。