はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

目指す姿を実現するための関係性を考える一冊『だから僕たちは、組織を変えていける』

今回の本

3年前に読んだ本なのだが、今の自分に必要かもと感じて改めて読んでみた。そして、改めていい本だなーと思う。「関係の質→思考の質→行動の質→結果の質」で有名な成功循環モデルにそって、組織のあり方を学べる書籍だ。よく耳にする「心理的安全性」や「学習する組織」などキーワードが網羅されているし、「オルフェウス・プロセス」のようなあまり聞かない単語も登場する。組織に関するスキルを学ぶには良いと思う。

成果に繋がる関係性

成果に繋げる関係の質が重要。だから、やみくもに”関係性だけ”を良くしようとするのではなく、成果に繋げる意識が重要だと思った。関係性を良くするためにワークショップをする場合も、なぜこのチームにこのワークショップが必要なのかを考え抜いて設定する必要がある。要は背景と課題と目的設定が大事なのだと思う。

心理的安全性も生産性の高いチームを調べたときの共通点だった。心理的安全性も成果を出すために必要なことなのだ。

ナッジ理論

チームを変えるにはこの考えが重要なのではないかと考えた。トップダウンでガラッと進め方を変えることも可能だが、納得性が低いと生産性が低くなると思っている。やっぱり、自分たちで納得して、自分たちで決めることが重要だと思う。ただ、その方向は組織として必要な成果に繋がる必要がある。だから、ナッジ理論だ。完全に何もかも任せるのではなく、方向性を示し、少し背中を押してあげる。

そのためには、チームとして解くべき課題の共通認識を揃えることが重要なのだと思う。

全体をとおして

本書に書かれていた「富の最大化から脱却して価値創造を目的とし、市民参画の自覚を持つ」が重要な気がしている。お金や数字だけでなく「何のためにするのか?」を関わる人全員で理解して進めることが重要。

良く聴いている超相対性理論というpodcastの「脱成長って本当にできるの?」という回でも、近い話が出ていた。多様性と言われる時代で、利益というものさしだけで成長を測るので良いんだっけ?各企業や個人ごとに美意識があってそれぞれのものさしも必要なのでは?という感じの内容だった。
#215 脱成長って本当にできるの?(その1) - 超相対性理論 | Podcast on Spotify
「超相対性理論『脱成長って本当にできるの?』♯215〜♯217」を聴いての雑感|peasuke_3

会社である以上、利益というものさしは無視できないが、それだけではなく、自分たちが目指す姿を意識して、そのために必要な関係性を構築するように考えるのが良いんだろうなと思った。

おまけ

ここで第二章が無料公開されています。
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