はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

学習し続けるチームをみんなで作る / チームが機能するとはどういうことか を読んだ

強いチームを目指すにはどういったことが必要なのか知りたいと思い、本書を読みました。学習し続けるチームを作れるように本書に書かれたことを実践していきたいと思います。本書を通じて特に印象に残ったことをまとめておきます。

チーミング

本書のタイトルにも入っているチーミングチーミングは動詞でチームメンバー全員がチームであり続けようとする状態だと理解しました。リーダーが決めたチーム像になるのではなく、マルやサンカクやトゲトゲのように状況に応じてチームの形を変えながら最適な成果を出し続けられる状態を維持する活動がチーミングなのです。

そして、形を変えながら成果を出し続ける手段が学習です。学習によってチームを成長させながら、そのときそのときに最適なチームをチーム全員が作ります。本書では学習するチームづくりのリーダーシップについて多くのことが書かれています。

ここで言う学習は書籍などから体系的に学ぶことよりも日々の経験から学ぶことを指しています。失敗や成功、日常から学べるチャンスを最大限に活かしてチーミングしていくのです。

本書を読み終えて経験から学ぶためには「」が大切だと気づきました。そして「場」は人と人の関係性とプロセスで生まれるものです。

人間関係が大切

人間関係が大切なのは当たり前のことなのですが、当たり前が難しい。

成功や失敗から学ぶには共有する必要があります。しかし、とくに失敗の共有は勇気が必要です。「怒られないか」「できないやつだと思われないか」「評価が下がらないか」などなど、ネガティブな感情は止まることなく出てきます。その感情を乗り越えて勇気を出して共有して怒られたら、共有する機会は減っていくでしょう。

なので、単に共有すれば学べるわけではなく共有する側も受ける側も、要はチームが情報から学ぶ体制になっていないと学べないのです。これは失敗だけでなく成功も同じです。

失敗や成功を受け止める寛容さ、できる限り最高の仕事をした結果だと考えられる信頼関係、失敗を公開する勇気。そういった、関係性を築くリーダーシップが必要だと感じました。

学ぶ体制が整うにつれ、学びを深めるために質問することが増えると思います。良いことも、悪いことも、意見の違いも含めて率直な意見が大切になりますが、信頼や謙虚が足りていないとと言葉がきつくなったり、自分の考えに固執したり、議論に勝とうとしてしまいます。

相手と自分は違うと理解できる寛容さ、互いから学ぼうとする好奇心、同じ目標に向かって協働している感覚、そういった、関係性を築くリーダーシップも必要だと感じました。

要は心理的安全性の高い場が必要で、これをチームで作っていくこともチーミングです。

プロセスが大切

学習する人と人の関係性だけでなく、学びを繰り返すプロセスも大切になります。
本書では「試みる」と「省察」という言葉で紹介されていました。個人的に好きな言葉に置き換えると「実験」と「ふりかえり」と同じ意味だと思います。うまくいくか分からないことを早く小さく試して振り返るサイクルを回してチーミングします。

特に失敗について詳しく書かれていて非難に値する失敗と称賛に値する失敗に分類する考え方は参考になりました。詳しくは本書を参考頂いたほうが良いと思います。

まとめ

チーミングというチームを作り続ける考え方は良い
チーミングには学習が必要
・チームで学習するには人間関係とプロセスが大切