息子の学校でかけ算の九九のテストがあります。テストは各段を一定秒以内で言えれば合格となります。息子は練習しても不合格になり落ち込んだりイライラしていました。その結果、勉強にもやる気が出ていません。もちろん合格することも大切ですが、合格に向かって成長していることも大切です。成長しているにも関わらず、合格ラインだけに注目して落ち込むのは違うのです。
TEDで以下の講演があります。
www.ted.com
合格「する」か「しない」ではなくてプロセスを評価しましょう。合格しないのは「まだしてない」だけであり、成長曲線の上にいるだけです。能力は成長できるものだという「成長型マインドセット」を養いましょう。というメッセージです。
バーンダウンチャートで成長を見える化
子どもと「次合格するかどうかを目指すのはやめて、今日より明日が良くなることを目指そう」と話しました。そこで、練習で測った時間を入力できるグラフを用意しました。早くなればバーンダウンチャートのようにグラフが下がっていきます。練習する度に〇印をつけて昨日よりも今日が良くなっていることを見える化しました。
効果が見える喜び
「合格は無理そうだけど、昨日より良くすることはできそうだ!」ということで子どももやる気を取り戻して練習を始めました。今までと違い昨日よりも良くなったことを喜ぶようになりました。「昨日よりも良くなったよ!」って報告してくれます。
導入してから3日後ぐらいに合格したのでグラフは短く終わりましたが、成長を見える化した効果でやる気を持って続けることができました。別の勉強も同じように昨日より良くなったことを教えてくれるようになりました。