第1回「"人を活かす"コーチングとは」〜対メンバー編〜 というイベントに参加しました。スクラムマスターに興味を持つと、コーチングというキーワードが必ず出てきますね。興味のある分野です。
THE COACH Academyはオンラインのコーチングスクールです。今回はその卒業生が語る対談イベントでした。事前に用意された質問や参加者からの質問に答えるパネルディスカッション形式で進んでいきました。進行もスムーズでお話も興味深く、あっという間の1時間30分でした。イベントに参加してどう思ったかを中心にまとめていきたいと思います。
コーチングを知るには、自分と向き合うこと
THE COACH Academy は 基礎、応用、プロのコースがあり、プロコースに近づくにつれ、内省(自分と向き合う)が多くなるそうです。そこでは、できれば向き合いたくない自分と向き合うことが求められ、そこで得た気づきがコーチングするための「器」を育むようです。登壇された3名とも、その時間はタフな時間だったが、必要な時間だったとお話されていました。
登壇者のお一人がプロコース受講中にあった具体例を話されていました。とあることで悩み、目を背けて逃げようとしているときにTHE COACH Academy の仲間と対話し自分の視野の狭さに気づかされて行動を起こせたという話をされていて、コーチングの力を感じられました。
コーチングは相手の気持ちと向き合います。ときにはそれが負担になることもあります。だからこそ、自分と向き合い、向き合うことのストレスと効果を自分で実感することが大切なんですね。その実感がないと、相手が向き合うことで辛そうにしてるから問いを投げかけるのやめにしようってなりそうだと思いました。乗り越えた先に良い未来が待っていると信じられないと難しいそう。
自己開示の強さ
自身の悩みとコーチングにより変わったというエピソードは、ジーンしました。自己開示するとそれを聞いた側は心を動かされますし、信頼が生まれると感じました。信頼してもらうには、まず自分が相手を信頼して自己開示することが大切ですね。
コーチとしての成長は実践で伸ばす
本やネットで勉強してから、自信を持って THE COACH Academy に参加したが、うまく出来ないことに気づかされたというお話がありました。本やネットで学ぶことも大切ですが、それだけではなく、実践とフィードバックが大切なんでしょうね。
コーチはクライアントの暗黙知を形式知にする
こばかなさんからコーチングの簡単な説明がありました。その話を聞いて思ったことは、暗黙知を形式知にする手助けがコーチングかもということです。
コーチを受ける側をクライアントと呼ぶそうですが、そのクライアントが「ほんとうはどうありたいか」を一緒に見つけていくことがコーチングです。「周りの目」、「思い込み」などから、抑え込んでいる感情を一緒に見つけてあげるのです。
人の可能性を信じる
過去にコーチングの本を読んだり、勉強会に参加しています。
iucstscui.hatenablog.com
iucstscui.hatenablog.com
すべてに共通することは人の可能性を信じるということです。コーチングは人の可能性を信じ、その人のほんとうにやりたいことを見つけ寄り添ってあげることだなと改めて思いました。
まとめ
今回のイベントで気づいたこと
- 人と向き合うために、自分とも向き合う大切さ
- 相手の〈ほんとうにありたい姿〉を一緒に見つける
- 自己開示の力
- 人の可能性を信じる
登壇された3名どなたも形式的な言葉じゃなく、自分の言葉として話されていました。それは、とことん自分と向き合ってきた結果なんだろうなと思いました。
登壇の皆さん、進行のこばかなさん、運営の皆さん、ありがとうございました!