はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

信じることの強さと難しさを考えた「1on1を学びたいエンジニアのためのワークショップ」

1on1を学びたいエンジニアのためのワークショップに参加しました。
sansan.connpass.com

チームの成長に興味を持っているので「1on1」や「コーチング」の言葉に吸い寄せられて参加しました。
1on1はする側も受ける側も経験していますが、体系的に学んだことはありませんでしたので今回の勉強会はとても良かったです。

今回の勉強会は「Doing&Being」と「信じる」が重要だと思いました。

勉強会の流れ

以下の流れで会は進行していきました。
1.セッション
2.ワークショップ
3.シェアタイム&交流会

ワークショップやシェアタイムがあったことで1on1やコーチングの難しさを理解することができました。インプットして直ぐにアウトプットできる場は自分の理解度も把握しやすくていいですね。また、発表された谷内さんの優しい雰囲気の中、セッションとワークショップが進み、心地いい時間が流れていました。

セッション(1on1のやり方とあり方)

社内コーチとして活躍されている谷内 真裕さんによる「1on1のやり方とあり方」です。
(社内にコーチいるのすごいですね!)

今回の発表で分かったことをまとめていきます。

やり方も大事だけど、あり方も大事

1on1は興味を持っているので色々なやり方の情報は聞いたことがあります。「事前に聞く内容を準備する」「進捗確認だけの場にしない」「傾聴」「スキップやリスケはしない」などなど。どれも大切ですが、テクニックだけでは自分が期待する効果を出すことは難しいと思いました。「学んだテクニックを使って俺があいつを成長させてやる!」では独りよがりで相手のことをきちんと考えられていません。まずは、相手の話をしっかり聞いて、相手の力を信じることからスタートだと思いました。

でも、信じるって言うのは簡単ですがすごく難しいですよね。

相手はすべてを持っている

コーアクティブ・コーチングのNCRWという考えが紹介されました。

人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である
(People are Naturally Creative, Resourceful and Whole)

なので、何かに失敗しても相手の力が不足していたと考えずに、本来の実力が発揮できない何かがあったと考えます。

この話を聞いて、コーチングでできることは相手が気づいていないことを問いによって気づかせることだと思いました。そのあと成長できるかどうかは相手しだいです。成長に繋がる気づきを与えられるかどうかがコーチの力なんでしょうね。

Beliefという色眼鏡

「〇〇はこうあるべき」と思っていると相手に欠点があるように見えてNCRWのような考えができなくなります。この「〇〇すべき」と考えてしまう色眼鏡をBeliefと呼ぶそうです。(今日も思ってしまって反省です。)

以前に読んだ 「わかりあえない」を認めよう / 他者と働く-「わかりあえなさ」から始める組織論を読んだ - はんなりと、ゆるやかにナラティブを理解することと似ているなと感じました。

僕からは見えていない色々な状況下で相手は行動しているので、それを知り、自分のBeliefは横において、相手と向き合うと冷静に話ができそうですね。

ワークショップ

3人1組で以下の役割に分かれて1on1をしました。
 「コーチ」(1on1をする人)
 「クライアント」(1on1を受ける人)
 「オブザーバー」(1on1の様子を観察する人)

ワークショップは5分間1on1をして、終了後にコーチ、クライアント、オブザーバーそれぞれがフィードバックをする形式でした。役割を変えながら3セット行いました。

スキルの足りなさが分かる

ワークショップの冒頭で拡大質問認知の説明があり意識しましたが、慣れてないので演技っぽくなるし、質問もつたなかったです。繰り返し練習が必要です。ただ、拡大質問によって自分のことなのに考えないと答えられないことがありました。これが気づきを生み出す問いなんでしょうね。好奇心を持ってどんどん話を広げたり深めたりしていきたいと思います。

今回の練習で簡単にできないことに気づけたのは良かったです。セッション中に練習方法の紹介もあったのでチャレンジしてみます。

(補足)
 拡大質問
  yes,noで答えられない質問です。
  オープンクエスチョンとも呼ばれますね。
 認知
  承認と違って「あなたは〇〇なんですね。」と相手が自分を知るきっかけになる発言です。
  承認は「いいですね」とか評価が入ります。

さいごに

  • DoingとBeingの両方が大切
  • 相手を信じて、自分も信じる
  • 練習が必要

DoingとBeingの話はアジャイルでも出ていて、新しい技術やフレームワークを採用するときは両方の視点を考えて組込みたいと思いました。
2020 Jan. Certified Agile Leadership 1 受講メモ(Day1) - Qiita

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こちらの書籍でも信頼と愛が取り上げられていて、コーチングは信じることが大事だと改めて思います。
iucstscui.hatenablog.com

こちらの書籍では自分と他者の違いを認めて対話によって解決しようということで、Beliefに近い印象を受けました。
iucstscui.hatenablog.com