家族でスクラム〜ふたりで乗り越える不安と子育て〜のアーカイブ動画を視聴しました。育児に関わっている方、これから関わる方は必見だと思います!とても良いイベントでした。
forkwell.connpass.com
タイトルに「スクラム」という用語が入っていますが、内容はスクラム要素はほぼありませんでした。育児と家事と仕事にどうやって家族で乗り越えていくのかが学べるイベントでした。
育児アドバイザーの狩野さんのお話は育児の大変さと改善策を提案してくれます。定性的な話だけではなく、定量的なデータも示してくださったのでとても分かりやすかったです。
小田中さんのお話は実際に経験された具体的なお話で、育児と仕事のバランスをどうやって取っていくのかが学べます。
キーワード
狩野さん
- 産後の女性は常時過労状態
- 男性は社会的背景があり危機的な状況を見落としがち
- 女性はくるしい変化(制約、ストレス)、男性はうれしい変化(仕事を頑張る、育児を頑張るなど)が起こりがち
- 育児はサバイバル期
- 生活時間を国際比較すると日本の男性は育児よりも仕事に時間をかけている
- 育児は大人一人で処理しきれない分量
- 育児期に男性も女性も変化しているが、相対的に女性の変化が極めて大きい
- アンコンシャスバイアスに気づけることが大切。そこから話すことが大切
- プロジェクト型家事分業がおすすめ
- 専門的な知識を使って解決しよう
- 諦める心と手放す勇気
- やらないを頑張る
- 時間がなくても出来ることはある 出来ることから始めよう
- 傾聴する アドバイスせず受け入れる
- 柔軟性が重要
小田中さん
スライドが公開されています。ありがたいです。こちらを参照ください。
感想
プロジェクト型家事分業
私も子どもの朝の着替え、ゴミ捨て、トイレ掃除、など分業しています。これを良いパターンとして紹介されたことは嬉しいです。当然、完璧ではありませんが、やっていることを肯定されると嬉しいですね。プロジェクト型家事分業にポイントを付け加えると、男性のプロジェクトに子どもと関わるプロジェクトが意図的にあった方が良いということです。私の場合で一例をあげると朝の着替えです。データでも示されていたように男性は育児に関わる時間が短くなりがちです(色々な家族の形があるので必ずではありませんが)。そのため、出来る範囲の中で子どもと関わるプロジェクトを持つことは夫と子供との関係を良好にするうえで大切なのではないかと思いました。単純接触効果という「接触する回数が多いほど、好感度が上昇する」心理学的な言葉もあるため、有効だと思います。
朝、私が料理を作るよりも着替えを担当したほうが良いという妻の提案は改めて素晴らしいと思いました。感謝です。
仕事も家事
私の感覚的には以下の感じで「家事と仕事」というよりは「仕事も家事」です。これは仕事をしているから家事もしているということではなく、仕事や育児など生活に必要なことは夫婦で協力して分担するという考えです。家族のためにすることはすべて家事に含まれると思っています。
インプットを先に入れる
小田中さんのお話でキャパシティは決まっているため、インプットの時間を確保する話がありました。共感とともに、それを高いレベルで実現されている小田中さんは尊敬しかありません。この話で思い出した話があります。「この壺は満杯か」です。参考:この壺は満杯か – Aholete
仕事で壺を埋めてしまうとそれ以外は入る余地がありません。インプット時間や育児など先に重要なことを壺に入れられるようになりたいですね。
まとめ
とても参考になりました。小田中さんが仰ってましたが、育児前に知りたかった情報です。今からでも遅くないのでチャレンジしていきますし、これから育児をされる方にとっては今知れてとても価値がある内容だったと思います。
運営の皆さまありがとうございました!