はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

「なぜ」を使わずに質問する技術

「なぜ」は責められるように聞こえる

「なぜ」という質問は、素朴な気持ちで質問していても否定しているように聞こえて、責められているように感じてしまいます。そのため、できるだけ「なぜ」を使わずに質問するように心がけています。

例えば、同じチームメンバーから「なぜ、その機能は必要なのですか?」という質問されたとき、同じチームなのに責められるような印象を受けてしまいます。

他にも「なぜ、動作確認しなかったの?」「なぜ、ミーティングに遅れたの」とかとか。
言われるとちょっとやだなーって気がしませんか?否定される気がするのです。

少し具体的にする

なので、僕は「ユーザーの○○という課題を解決するための機能ですか?」という風に「なぜ」を使わずに質問するようにしています。他にも「動作確認する時間が取れなかったですか?」などです。「事象+なぜ」で質問していることを、「想像する原因+確認」にしています。

「想像する原因」はあっている必要ないです。「想像する原因」が間違っていても相手が「違います。○○です」と教えてくれるでしょう。

5W1Hを意識して聞いてみる

5W1Hを意識して聞いてみるのが良いかもしれないと、参考記事を読んで追加で思いました。

5W1Hは次の6つです。

  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • Why(なぜ)
  • How(どのように)

※「Why(なぜ)」が入っちゃってますが、これは価値観を聞く感じです。

「事象+なぜ」って聞くと、相手はどういうことを聞かれているのか分からないので、「人として否定されている!」と受け取ってしまって防衛反応になってしまいます。なので具体的に聞くのが良いと思いました。

以下のような感じです。
 「なぜ、その機能は必要なのですか?」
 →○○の時間で使える機能ですか?(When)
 →○○の場所で使える機能ですか?(Where)
 →○○のユーザーが使える機能ですか?(Who)
 →○○という課題解決に使える機能ですか?(What)
 →○○が大切だから追加した機能ですか?(Why)
 →どういうプロセスで見つけた機能ですか?(How)

自分が「なぜ、その機能は必要なのですか?」と質問しようと思ったとき、聞きたいことに一致する内容で質問すると良さそうです。当然組み合わせて聞くのも良しです。