心理的安全性は「伝える」と同じぐらい「聞く技術」が大切だと思い、「聞く」について考えてみた。
そもそも、なぜ心理的安全性が重要なのか?
心理的安全性は「対人関係においてリスクのある行動をしてもこのチームでは安全であるという、チームメンバーによって共有された考え」と定義されている。簡単に言うとチームにとって向き合いたくない課題を安心して提案できるということだ。
それによって、チームに必要な課題が明らかになるし、異なる意見同士が組み合わさって新しいアイデアが生まれる可能性もある。
なぜ「伝える」と同じぐらい「聞く」が重要だと思ったのか?
心理的安全性の定義において「対人関係においてリスクのある行動をしても」という部分から、「伝える」ことが大切だと感じやすいと思っている。そして、心理的安全性を育もうと進める時、心理的安全性が高い場にしたいから、全員で「勇気を出して発言」しようと進めることがあると思う。
この後が重要だと思った。勇気を出して発言した意見に対して、反対意見だった場合の聞き方だ。この時、「反対意見を出すと、勇気を出して発言してくれた人に良くないから黙っておこう…」では心理的安全性が低い。ただ、否定すると心理的安全性が低くなる可能性もある。
そのため、注目した点は、発言したことに対して否定されたときの「聞き方」だ。
そもそも聞くとは
「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法」という書籍では聞くに関する章で以下のように書かれている。
共感とは、自分以外の人の経験を敬意をもって理解することだ。わたしたちは、共感する代わりにアドバイスや励ましを与えたり、自分の立場や気持ちを説明したいという衝動にかられたりしてしまいがちだが、相手に共感するには、頭を空っぽにして自分のすべてを傾けて相手の話を聞くことが必要とされる。
自分の考えは横においておいて、相手の話をただ聞くことの重要性が書かれている。また、同書籍の別の場所で話し手が何を要求しているのかを理解しようと言っている。
議論をするとついつい、自分の意見を通したくなるものだ。自分の意見が正しいと思いがちだ。そういった前提を持ったままでは相手の話は聞けないと言っている。そう思うと、多くの人は聞けてないと思う。私もそうだ。
では、どうやって「聞く」のか?
一つはNVCに書かれているように頭を空っぽにして聞くことだろう。まずは「評価せず」に聞くことが大切だと思う。そのうえで、自分が理解したことを「○○という理解であってますか?」と再確認するのが良いかと思っている。少なくとも正しく聞いたことは伝わるだろう。その後もコミュニケーションとりながら理解を深めていき、相手の主張が止まるまでは聞くに専念する。
そして、自分の意見を伝えた上で、相手と自分の意見において同意する点と相違する点を整理して、議論を進めるのが良いと思う。