はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きが日々から学んだことをアウトプット

「エンジニアの知的生産術」は学びのテクニックが満載

はじめに

エンジニアの知的生産術を読み終えました。学び方、情報の整理、アウトプットがまとまった良書でした。読んでいてワクワクするような本で、特に情報整理の部分はとても参考になったので今後に活かしていきたいです。
少し時間を空けてまた読み返したい一冊です。

特に参考になったこと

汎用的な理論も具体的なテクニックも満載

著者の考える「学びのプロセス」や「アイデアを思い付く3つのフェーズ」はシンプルで分かりやすく応用の範囲も広いと感じました。大きなタスクを分割するときにも使えそうですし、ブログを続けることにも使えそうです。
汎用的な理論ばかりでなく、具体的なテクニックもたくさん紹介されていましました。GTDポモドーロテクニックKJ法、ライトナーシステム、Incremental Readingなどなど。
その中でもKJ法は特に詳しく解説されていて、勘違いしている部分も気づかされました。グループ作りをする際は類似関係だけに注意してましたが、対立や包含、因果も関係としてグループを考えるんだと学びました。新しい学びをすると直ぐに使いたくなるので、機会を見つけてKJ法でやってみます。

アウトプットすることでインプットの質があがる

ブログを始めてから読んだ本のまとめエントリーを書き始めましたが、読んだだけよりも理解が高まったように感じます。ブログにまとめる際に読み直すので当たり前と言えば当たり前のことですが、本書でもブログなどで公開することは理解を高めるために有効だと書かれていました。読み直す以外にもフィードバックももらえたり、自分があとから読み直して復習にも使えると書かれていて、ブログ始めて良かったなと思えました。

やる気を高めるために

やる気について1章分使って書かれているのがとても良いと思いました。新しいことを学ぶ際にはやる気がないと着手できないし、継続もできません。僕もムラがあってやる気が出ないときは書籍を読まない期間があります。そういう場合はやる気が出るのを信じて待つのですが、復活するまで時間がかかります。
本書では、やりたいことを洗い出して分類し、優先順位をつけて1つのやりたいことに絞る、やりたいことも大きいまま始めずに小さなステップに分割して進めると書かれていています。Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターンの「ステップバイステップ」とも似ていると思いました。小さな達成感を味わいながら進まないとやる気が続かないですね。
あと、僕の場合は学んだことを直ぐに試すとやる気が継続できます。上手くいく場合もいかない場合もありますが、試すことはやる気は保つためのコツだと思います。

何を学ぶか

最終章の「何を学ぶか決めるには」は何か勉強したい、何か新しいことを学びたいと言う人は読むと参考になるでしょう。世界一、日本一ではなく部署内一番という狭い範囲でも一番詳しい人になれるとやりたい仕事が出来るチャンスも増えますし、質問が集まる事で学習のチャンスも増えます。何を学ぼうか迷っている場合は、一番になれそうな技術を選ぶ事も一つですね。

さいごに

本書の中で、先日の勉強会で知ったScrapboxが紹介されていましました。どんどん気になってきました。