はんなりと、ゆるやかに

アジャイル、スクラムが好きなITエンジニアが日々から学んだことをアウトプット

僕なりの Fun Done Learn の進め方

先日のふりかえりでFun Done Learnをやってみました。初めてFun Done Learnをやってみたときは進行方法も分からずモヤっとして終わったのですが、ワークショップに参加したりブログ見たりpodcast聞いたりと情報収集してから再度やってみて「この進め方で良さそう!」っと自分なりの進め方が見つかりました。Fun Done Learnは他のふりかえりフレームワークであまり考えない"Fun"についてふりかえります。"仕事を楽しめたかどうかふりかえりたい"とか"KPT以外のフレームワークを使いたい"とか"ふりかえりがいつも暗い"などの時に使えそうです。

私が進める際に注意したことをまとめていきます。

Fun Done Learnはファン・ダン・ラーン

Fun Done Learnはファン・ダン・ラーンと読みます。Scrum Alliance Agile Coaching Retreats のイベントで生み出されました。詳細はやっとむさんのブログで公開されています。
ファン・ダン・ラーン(FDL)ふりかえりボード - やっとむでぽん

Fun Done Learnが生まれた経緯はomoiyariFMでやっとむさんがお話されています。

#45 Fun! Fun! Fun! | #omoiyarifm 
この回の32分ぐらいからお話されていて、新しい技術(このときはスクラム)を導入する際に楽しいかどうかが大切で、それが目に見えた方が良いねと話になり生まれたそうです。ちなみに次の回もやっとむさんがゲストでふりかえりの話をされています。
#46 いろいろ!ふりかえり | #omoiyarifm

Fun Done Learnはデータを収集するアクティビティ

ふりかえりの良書 アジャイルレトロスペクティブズ 強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き にふりかえりの構成が書かれています。

1.場を設定する
2.データを収集する
3.アイデアを出す
4.何をすべきかを決定する
5.レトロスペクティブを終了する

Fun Done Learnは主にデータを収集するアクティビティとして使います。要は何があったか思い出しながら、「楽しかったなー」「学びがあったなー」「すげぇ価値を届けられたなぁー」っとふりかえるのです。前向きなアクティビティですね。

Fun Done Learnの進め方

1.ベン図の用意

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こんな感じでFun、Done、Learnのベン図を用意します。図の中に付箋を貼るので大きめに書きましょう。
注意点は真ん中の三角(三つの丸の重なり部分)が大きくなるように書くことです。じゃないと、付箋が貼れなくなります。コツとしては真ん中の三角から大きめに書き始めて、二つの重なり部分を書いて、三つの丸になるように書くと付箋が貼りやすくなります。*1

2.やった事を話しながら付箋を貼っていく

皆でやった事を話しながらベン図に付箋を貼っていきます。私がやったときは各自で付箋に書いて、一枚できたら周りを待たずに発言しながら貼っていきました。他の人の意見を聞くと思い出すこともあるので、全部書いてから貼るのではなく早めに共有しました。そして、みんなで貼る場所を決めます。Funでもあり、Doneでもあれば二つの重なり部分に付箋を貼ります。


注意した点は2つです。

その1.付箋を書くときはFun、Done、Learnの枠組みで思い出さない

AさんがFunだったなぁっと出した付箋はBさんから「こんな学びもあったんじゃない?」っとフィードバックが得られます。AさんがFunでもDoneでもLearnでもないと思っていてもBさんから見ればどこかに当てはまるかも知れません。取りあえずやった事を出しましょう。どこにも当てはまらない場合は枠外に配置します。枠に縛られて発言が出にくくなるのは良くないと思うので、やった事は全部出したほうが良いです。

その2.Doneの枠は価値を届けられた事を貼る

初めにやった時、Doneは「やった事」を貼っていました。その結果、全部Doneに貼られる事になります。(やった事を話すので、そりゃそうです)何か違うなぁっと思って考えていると、Doneの前の名前がDeriverだったことを思い出しました。そこで、Doneには価値を届けられた事を貼るように変えると収まりが良くなりました。

3.少ないところを見てみる、多いところを見てみる

出来上がった結果を見て多かったところ、少なかったところに注目してみると、次のアクションを見つけやすいです。
例えば、Funが多ければ「どうすればこの状態を続けられるか?」、Doneが少なければ「どうすれば、もっと価値を届けられるか」です。
初めてFun Done Learnをやったとき、次のアクションの決め方が分からず、モヤっと終わってしまいました。次のアクションが出なくても、振り返って意見を共有するだけで充分価値はありますが、次のアクションを決めたい場合は偏りに着目すると良いと思います。

さいごに

Fun Done LearnはKPTと同じくふりかえり手法の一つです。「Fun Done Learnが良い、KPTが悪い」っという訳でもなく、それぞれに特徴があります。多くの手法を知り、場面によって使い分けられるように経験を積みたいと思います。

Fun Done Learnのように感情面(喜怒哀楽)をふりかえる事は意見も出やすくなるので大切だなっと思います。なので、KPTするときでも意識的に感情面の意見を出すと盛り上がりやすいです。


私が参加したワークショップはこちら。その時のスライドも上がっています。
iucstscui.hatenablog.com

それでは、楽しいふりかえりを!

*1:参加したワークショップで教わりました