スクラムはチームメンバーを3~9人を推奨にしている。Amazon CEOのジェフ・ベゾス氏は「ピザ2枚ルール」というチームを推奨している。とにかく、人数が多くなればなるほど、コミュニケーションパスも増えたり、関心事が多様になったり、色々と難しくなる。今回のテーマである「ふりかえり」もそうだ。大人数のふりかえりの進め方について調べてみた。
LeSS
LeSSはスクラムをスケールするフレームワークの一つ。すごく雑に説明すると「スクラムの開発チームが複数になってそれ以外はスクラムのまま」です。そんなLeSSのふりかえりは1スプリントに「レトロスペクティブ」と「オーバーオールレトロスペクティブ」の2つが行われる。「レトロスペクティブ」は各チームで行うスクラムと同じふりかえりだ。「オーバーオールレトロスペクティブ」は各チームのレトロスペクティブをスクラムマスターと代表者が持ちより共通の課題や広い範囲の課題を扱うふりかえりだ。
参考
LeSSのルール
LeSSのルール (2024年11月) - Large Scale Scrum (LeSS)
LeSSに関しては過去に記事を書いている。
LeSSのルールとヒントが学べる「大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS)」 の本を読んだ - はんなりと、ゆるやかに
Scrum@Scale
Scrum@Scaleもスクラムをスケールするフレームワークの一つ。複数のスクラムチームとチームを取りまとめるチーム(スクラムオブスクラム(SoS))が定義されているのが特徴。そんなScrum@Scaleのふりかえりは「レトロスペクティブ」と「スケールドレトロスペクティブ」の2つが行われる。「レトロスペクティブ」は各チームで行うスクラムと同じふりかえりだ。「スケールドレトロスペクティブ」は各チームのレトロスペクティブをスクラムマスターが持ちより共通の課題や広い範囲の課題を扱うふりかえりだ。
Scrum@Scaleガイド
Scrum@Scaleガイド - Scrum Inc. Japan #TeamworkMakesTheDreamWork
Scrum@Scaleに関しては過去に記事を書いている。
スクラムの拡張による組織づくり でチームのコミュニケーションについて考える - はんなりと、ゆるやかに
ブロッコリーさんの記事
30人超のプロジェクトのふりかえり実例がまとまっている。ロール同じグループ、ロール混合グループを作り、チームごとのふりかえりをしているのが特徴的だ。また、情報格差を埋めるインタビューなど具体的な方法も書かれている。
engineering.visional.inc
3つのことを調べて
- 全員でふりかえりするのは困難なので、チームを分けてチームごとにふりかえりするのが良さそう。
- チームごとのふりかえりは同じ体験をしたチームで集めるのが良さそう。
- チーム間で取り扱った方が良い内容は代表者で集まるのが良さそう。
人数が多い場合はチームを分割して進めるのが鉄則のようだ。私も共感する。全員でしてしまうと一人一人の発言量が減ってしまうし、自分事感も薄くなる。チームを作る時は同じレベルで話せる分け方が良さそうだ。チーム内をバラバラにし過ぎると話すことが違い過ぎて分析が浅くなってしまうし、対話がしにくい。
とはいえ、一緒に開発しているのだからチーム間の改善も実施したくなる。だからこそ、全体で取り扱った方が良い内容は代表者が集まってふりかえるのが良い。しかし、気になるのは代表者だけだと参加しないメンバーとの温度感の違いが生まれることだ。 フィッシュボウルという大人数でも対話できるワークショップがあるが、あまりうまくファシリテートできなかった。
チームを分けてふりかえるのは良い。それを持ち寄ってチーム間のふりかえりをするのも良い。そのとき、どうやって全体に共有していくかはもう少し考えたい。