2020/06/15 に開催されたCybozu Tech Meetup #2 チームワークあふれるGaroon開発チームに参加しました。
Cybozuさんと言えば社内にアジャイルコーチの組織を作られていて働き方に興味を持っていました。今回の勉強会では開発の具体的な悩みとそれをどうやって乗り越えているのかというお話が聞けました。私もそうですが、日々日々悩みながら開発されている様子が感じられて、それでも向き合って改善されているお話は勇気を感じられます。
勉強会は新しいことを知るだけじゃなく、僕もがんばらなきゃって気持ちになれることもいいですよね。
今回のオンライン勉強会は以下のツールが使われていて、とくにSlidoを使った質問受付のおかげで進行がスムーズに進んでいて良い仕組みだなっと感じました。
- 発表:YouTube Live
- 質問受付:Slido
発表の内容
今回は3名の方が以下のタイトルで発表されました。それぞれの内容の概要と感想をまとめたいと思います。
- チームワークあふれるGaroonチーム
- 他チームと一緒に生産性を高めるGaroonチーム
- ここが変だよGaroonチーム
チームワークあふれるGaroonチーム
- 歴史のあるプロダクト故の技術的負債
- 全社をまきこんだ打ち合わせで問題の正面から向き合う
- そこから始まった改善
- 改善専門チームのはじまり
- 改善タスクの消化が増えた
- 他チームで協力が増えた
- 改善を通した対話で気づいた大切なこと
- 意見の違いは背景の違い
- お互いを知ることで生まれる尊敬や感謝
大変な時期を乗り越えてこられたことが伝わる発表でした。僕が1番のポイントだと感じた部分は問題の正面から向き合えたところです。日々ふりかえりで問題と向き合えていても、慣れてしまったり、変えられないと思ってしまって一番大きな問題が扱われないこともあります。今回のお話のようにそういった問題をチーム全員が気づけるようにして、改善が進む行動が取れると良いと思いました。
対話の気づきも良いなと思いました。私も書籍で対話を学び、意見の違いは背景の違いということに気づきました。今回の発表でも同じ気づきをされていてとても共感しました。
他チームと一緒に生産性を高めるGaroonチーム
- 技術的負債はたまっていくが、人数も少なく改善を進められない状況の中で改善
- 改善効果を出しているメンバーを見て、同じ生産性向上チームに参加
- 生産性向上チーム=チームを横断して開発基盤を整備するチーム
- 自動テストの環境の改善を行った
- マージごとのテスト時間が1時間から36分に改善
- 定期実行のテスト時間が6時間から14分に改善
僕は2点良いなと思った部分があります。「他の方の取り組みに賛同して自身も参加した」と「結果が分かりやすく出ている」です。
「他の方の取り組みに賛同して自身も参加した」は大きな変化を起こすきっかけになると感じました。1人では広まらないことも2人3人と集まると大きなムーブメントになります。フォロワーの重要性は日に日に感じており、今回の取り組みも大きな変化を起こすきっかけになっていると思いました。
目に見える結果がでないと改善が無意味に感じて辛くなってきます。そのために、メトリクスをとったりして結果を可視化する必要があると思ってて、今回のお話は「結果が分かりやすく出ている」ので良いなと思いました。
目標を立てるプラクティスSMARTにも計測可能かどうかの基準があります。僕はこのあたりが苦手です。頑張らねば。
ここが変だよGaroonチーム
- 転職されて気づいたCybozuさんの良いところを紹介
- 自立しつつチームワークする
- 分報が活躍
- モブ作業が中心
- 探求時間の確保(改善方法の探求や導入したい技術の検証/開発)
Cybozuさんが大切にされているチームワークが感じられる文化だと感じました。分報だったり、モブだったり、お互いの状況が把握しやすい取り組みをされているのはいいですね。僕も分報の良さに最近気づいたところなので共感です。
転職された方にもチームワークの大切さが浸透していて文化が根付いていると感じました。
まとめ
Cybozu Tech Meetup #2 チームワークあふれるGaroon開発チームに参加しました。メンバーの取り組みに賛同して参加されたり、全社を巻き込んだ打ち合わせを実施して大きな改善に取り組まれたりとチームワークを感じるイベントでした。自分の開発に対しても気づきがあったので取り入れていこうと思います。
運営のみなさま、発表のみなさま、素敵なイベントをありがとうございました!