はじめに
ちょっとした勉強のコツを読了した。勉強する方法や環境、時間などについてのエッセイをまとめた本だった。自分だけでなく、子どもだったり他の方に勉強を教えるときにも参考になる部分がありました。

- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/11/04
- メディア: 文庫
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特に参考になったこと
ホメる
相手に対してホメる事も大事ですけど、自分に対しても有効だと思いました。
僕の場合、勉強した結果がすぐに成果に繋がることは少ないです。多くの方もそうじゃないでしょうか。新しいことを学んで試しても上手くいかない。そもそも、試す事さえできない。それで嫌になって止めてしまう。勿体ないです。
勉強を継続するためにも、小さな変化を見つけてホメていきたいですね。「本を最後まで読めた」「今日は一ページ読めた」「今日は一小節読めた」小さな小さなことでもホメて楽しく成長していきたいです。
ホメるに関係するエッセイは以下でした。
- ブタモキニノボル
- よろこび
- ホメる効果
- バカにつけるクスリ
場所や環境
僕が本を読むときは電車の中が多いです。電車の音やアナウンスの音、他の方々の話し声など色々な音が聞こえますが、集中し始めると気にならず読むことができます。
本書でも勉強するときは場所が重要だと書かれています。場所を決めることで頭の切り替えをしやすく集中しやすくなります。また、意味のない音が効率を上げる場合もあると書かれています。その人、その人にあった場所や環境があると思います。自分にあった場所を決めて集中しやすい環境を整えてから勉強すると効率が良さそうですね。
電車の中って意外と本を読むには適した場所なんですね。
場所や環境に関係するエッセイは以下でした。
- 雑念を払う
- 居ハ気ヲ移ス
- 注意
- 衆知
- ながら
時間
勉強する時間に関するエッセイも数多くありました。効率の良い時間帯や、休憩する事の有効性、学校の時間割のごたごた感の良さ。
勉強する時間の使い方によって効率が変わることが分かったので、同じ勉強するなら効率の良い時間に勉強したいです。本の中では朝飯前が一番効率良いそうだが、起きれない。
時間に関係するエッセイは以下でした。
- 朝飯前
- 集中
- 時を選ぶ
- 注意
- 生活時間割
さいごに
エッセイ集と言うことで読みやすくスラスラと読むことができました。その中でも参考にしたい項目があったり、「そうだな」と頷ける部分もありました。
社内で輪読会や勉強会をする場合は、勉強スイッチを入れる場作り、時間は昼食直後を避けて、良いことをしっかりホメ合いながら進めようと思います。
また、子どもに「勉強しろ」と言うつもりはありませんが、自ら勉強し始めた場合は勉強しやすい環境を作ってあげたいと思います。リビングテーブルで勉強するにしても、ご飯食べるときとは変化があるようにデスクライトを置いたり、勉強したことをしっかりホメてあげたいと思います。