UX白書
UXについて調べていると"UX白書"というpdfを見つけて読みました。
表紙を含めても20ページと少ないページ数でUXの概念を理解するために必要な情報がまとめられていました。具体的な実践方法には触れられていないため、これだけでUXをデザインすることは難しいと思いますが、UXに興味を持っている方は短時間で読めるので一読されてはいかがでしょうか。
具体的な内容は本書を読んで頂き、私が読んで新たな気づきを得た点についてまとめていきます。
UXという言葉が分かりづらいのは、色々な視点や観点で語られるから
本書の「はじめに」にUXは多くの分野で使われているため、色々な視点や観点で語られ一言で説明できないと書かれていました。分野は「現象としてのUX」「研究分野としてのUX」「実践としてのUX」の3つに分類されていました。
これが私のような初学者を悩ませるポイントだと思います。勉強を始めた頃はUXをツールだったりプロセスだったり、具体的な何かだと思っていましたし、そのような情報を求めながら調べていました。すると「ペルソナ」や「カスタマージャーニーマップ」のような手法に出会いますが、これらは「実践としてのUX」で3つの視点の内の1つです。調べていくうちに他の視点のUXもインプットされ、混乱してしまっていたと気づきました。
3つそれぞれもUXだし、まとめてもUX
3つに分類はされていますが、まとめてUXと言えます。1つ1つもUXと呼んで間違いないと思いました。それぞれは独立し、関連しあっています。
「現象としてのUX」をより良くするために「実践としてのUX」があり、「実践としてのUX」をより良くするために「研究分野としてのUX」があります。
UXはユーザーがシステムに対して受ける感情です。そして、それを良くするための行動もUXです。UXはユーザー体験にまつわるコトなんですね。
UXを学んでいくときの手助けに
UX白書でUXの3つの分野について知ることができた。今後UXについて調べたり学んだりする際はどの分野の事か意識することで理解の手助けになると思います。
参考
以前にUXとは何かを掴もうと、エレベーターピッチを使ってUXを説明しました。
iucstscui.hatenablog.com