はじめに
ジョイ・インク(Joy, Inc.)を読みました。読みたい、読みたいと思ってて、なかなか読めなかったんですが、やっと読めました。

- 作者: リチャード・シェリダン,原田騎郎,安井力,吉羽龍太郎,永瀬美穂,川口恭伸
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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気に入ったところをまとめておきます。
内容
常にペアプロ
凄いですね。毎週ペアを交代して全員と働けるようにしていると書かれていて、タスクの分割はどうしているんだろうと思いました。毎週、違う人と働くということは先週とは違う種類の仕事をするということで、仕様や設計やコードを理解する時間がかかりそうな気がするんですが、工夫があるのでしょうか。ただ、属人性はなくなりそうですし、技術の伝達も早く進みそうですね。何より楽しそう。
プロジェクト計画おりがみ
おりがみで作ったストーリーカードと、その週に使える時間を表した大きさの計画シートを使って計画していて、計画シートにのる分だけが今週着手する作業になります。
スクラムのスプリントプランニングに似てますね。優先順位を明確にして、やる事、やらない事が明確になるのは良いです。
紙のメリットは色々あるのでしょうけど、個人的には書くのが面倒なのと、字が汚いので電子データが良いです。
割り込み作業もきちんとストーリーカードにして、入る入らないの話が出来ているのは当たり前だけど、難しいと思うので凄い。
遊び心
きっと、遊び心が強く、それを認める職場だからこそ他にはない取り組みが出来て注目を集める組織になったんだと思います。そしてそれはタイトルにもなってる喜びが根源なんでしょうね。
楽しく働けるのはとても良くて、生産的だ。
さいごに
この本を読んでいるときに以下のブログが目に止まりました。
「ルールがないから、やっていい」という人々と、「ルールがないから、やらないほうがいい」という人々。
この本には特殊な取り組みも書かれているので私の会社では出来ないよって思ってしまいそうですが、会社にダメというルールがないなら、「私の会社」ではなくて「私」がやるかやらないかなんでしょうね。喜びのために楽しみながら、頑張らないと。